東京郊外の街中を車で走っている時のことでした。
「国道沿いの長い商店街」のシャッターが下りたままの光景が目に入りました。

たまたま「休業日」だったのかもしれませんが、看板すらないところも数多くありました。
時間的にはお店が開いていてもいいころ合いでした。


●コンビニが定着した
●衣料品はユニクロで十分
●ホームセンターもずいぶん増えた
●ネットショップが一般化した
●ドラッグストアが便利
●「生協」のような配達サービスも根強い
●宅配便が定着した

など社会構造の変化もすっかり定着し「商店街」がなくても困らなくなりました


他方で、商店街には、
●価格が高そう
●商品が古そう
●店主・店員さんとお話しするのが苦手
●SNSで来店客の特徴を書くお店がある

つまり、在来型の商店には行かなくなる理由の方が増えてしまいました
日用品・日常の最寄り品も買回り品も「商店街」がないと困るという時代ではなくなりました。


●「シャッター通り」を何とかしなくちゃ
●社会の構造変化についていけない人(特に高齢者)が困る
●街の賑わいが減る
●住民の心のよりどころのような会話の場所がなくなる
などとしたり顔でお話になる方も多いのですが、本当でしょうか?

本当に困っている人の声は聞こえてきません。
おそらく「お店が近くにない」「お店まで買い物に行けない」というそもそも論の方が優勢かもしれません。


●「人手不足」社会であること
●そもそも自らの家族ですら後継しないこと
などを踏まえると、
●「今まで通りの商店街でいいのか?」
●「商店街の活性化は住民の役に立つのか?」
という議論も必要です。


選挙が近くなると、選挙公約には「商店街の活性化」が並ぶ候補者も多いようです。
「消費者・住民・買い物客」不在の補助金まみれでは商店街の活性化など「それなに?」状態のはずです。


なかったら困る
そうは言っても流行っている元気なお店もある
が対策の出発点のはずです。

●「消費はレジャー」という側面もあります
●10年もすればネットが使えない人もわずかになるはずです


商品同様、新鮮な目で見ることも必要ではないでしょうか。
「商店街」の賞味期限を確認するところからスタートしたらいかがでしょう。