この写真は福岡西方沖地震(2005年3月20日)の直後の福岡の繁華街天神にある「福ビル」の写真です。
福岡の震度は6弱だったと思います。
少なくとも、この前の東北の大震災を東京で感じたのよりは、ひどい揺れだった記憶があります。
まだ新しいマンションに住んだ(引っ越した)ばかりだったのですが、天井が落ちてきそうで、思わず枕を頭にかぶってしまいました。

今回の東日本大地震は、津波の被害や恐怖が大きすぎるため、「揺れ」の話が伝わりにくくなっているようです。

ところで、計画停電が行われている東京では、節電のため、オフィスや公共スペースの消灯が目立ってきました。
でも、この写真のように、無防備なまま消灯しているものもあるようです。





お気づきになりましたか?
この写真は、都内のある地下鉄(メトロ)の駅のコンコースと言うか通路の天井の蛍光灯です。
なんだか、大きな地震があったら、頭の上に落ちてくるかもしれません。
ガムテープで縁が貼って留めてあるのがわかりますか?

小生が駅長なら、どうせ電気を切っているのだから、天井から外しておきます。。。。。!
今回の地震で、開港一年目の茨城空港の天井板が落ちて来たらしいですね。
九段会館の天井が落下してお亡くなりになった方もいらっしゃいました。




これは、同じく駅の切符販売機とパスネットやスイカのチャージャーです。
複数個あるうちのいくつかは使用が中止されていますが、こと通勤時間帯に限って言えば、混乱は全くないようです。
電子マネー様様です。


今度の地震は、余りにも津波被害が大きかったため、建物の倒壊とかのニュースは伝わってきません。
でも、小生のオフィスから見えるビルの窓ガラスは落ちそうになったはずです。

地震の当日は、自転車とロープで囲ってあり、立ち入りを禁止してました。
ところが、何も変わっていないのに、今では、ビルの前を人が歩いています。

冒頭の写真のように、もし東京に直下型の地震が襲ったなら、あのビルの窓ガラスは、刃物となって空から降り注いでくるはずです。

津波ほど大きな被害はないかもしれませんが。。。。。。

今は、原発と停電と避難所生活の皆様にだけ光が当たっています。

こんな機会だからこそ、丁寧な総点検を行ったり、できる対策から手を打っていくことも大切ではないでしょうか!