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公務員のお仕事:「政府」なのか「行政」なのか。。。。三権分立という言葉がありました [鈍感日本人への警鐘]

今月(2011年3月)の日経新聞「私の履歴書」は、建築家の「安藤忠雄」さんです。

読んでいて、気づかされることがあります。
昨日(3月22日)の記事の中で、阪神・淡路大震災が起きた頃を振り返って、氏は
「・・・・兵庫県知事の強力なリーダーシップのもと、神戸市、芦屋市、西宮市など行政の人々が垣根を越えて連携し、民間と手を取り合って復興に取り組んだことが大きい」
と述べておられます。

①兵庫県知事の強力なリーダーシップ
②行政の人々が垣根を越えて連携
③民間と手を取り合って
と言う切り口のどこに力点や思い入れを見つけるのかは読む人ごとに受け止め方も違うのかもしれませんが、行政サービスを行う人たちのキーワードが隠されているような気がします。

そういえば、学校時代のどこかで「三権分立」と言うのを習いました。
Wikipediaによれば、
「国家の権力を行政権、立法権、司法権と分け、それぞれを独立性を有する機関としての、行政府(内閣、大統領)、立法府(議会)、司法府(裁判所)に担当させ、各機関に他の機関の越権を抑える権限を与え、相互に監視しあうことにより抑制均衡を図り、もって権力の集中・濫用を防止し、国民の権利と政治的自由を保障させようとするシステム。」
と言うことのようです。

わが日本では「行政」と「立法」と「司法」が対等な関係にありチェックアンドバランスを図りながら、「国民の権利と政治的自由の保証」を守ってきたのかも知りません。

しかし、いつの間にか、「行政」と言う言葉は「政府」と言う言葉に変わり、
民主党政権になって以来、政治主導が強調されすぎた結果、国家は一部の政治家だけが運営しているかのごとく評価され始め、
マニフェストや地方分権という言葉を強調するタレント的な知事が登場するに至っては地方自治体までもが、まるでトップ一人で動いているかのように行政組織を考えている方々も多くなってきました。


企業組織を見てみましょう。
「三ちゃん工業」のような小さな企業は別として
①経営トップ
②経営幹部(番頭さん)
③従業員
という三つがあざなえる縄のごとく上手く組み合わさって運営されている組織ほど企業組織がうまく運営され、業績も安定しているようです。

縄の素材や強度が上手く補完し合って運営されていくものです。

いつのころからでしょうか。。。。
ひょっとしたら、ある女性大臣のスカートの裾を誰かが踏んづけた頃から、不協和音が顕在してきたのでしょうか。

「政府」とか「首長」に光が当たり過ぎてしまいました。
「和をもって貴し」とする我が国の政治や組織の運営方法が今こそ試される(必要とされる)時ではないでしょうか。

①東日本大地震からの復興に向けてどう取り組んでいくのか
②統一地方選挙でどういう首長を選んでいくのか
と言うことを考えるにあたって、少しだけ考えてみたいと思います


①ひょっとしたら、「第四の権力」の一役を担うと言われているマスコミの暴力だけが無秩序・無責任に増長しているのかもしれません。
②国や自治体の経営幹部である「事務次官」や「局長」や「部長」という経験豊かな番頭さんの姿も見えてきません

将来を見据えたワークする行政組織をみんなで作って行きませんか!

「和」とは仲良くすると言うことではないはずです。
それぞれの役割や能力や才能を持った人たちが力を合わせて動いて行く
と言うことではないでしょうか








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