今回の東日本大震災の報道を見ていて不思議に思うことがあります。

宮城県の県庁所在地:仙台市
岩手県の県庁所在地:盛岡市
福島県の県庁所在地:福島市

の様子があまり報じられていないことです。

確かに、あの津波の映像は大恐怖でした。
そして、福島原発の事故も恐怖の連続です。

マスコミの皆さんにとっては、
①津波の被害にあった地域や被災者のご様子
②原発被害から避難された方々のご様子
を伝えて行くのも重要なお仕事です。


しかし今は、
日本中が一丸となって復興に向けて動き始めています。

TVの報道ぶりを見ていると、
①政府の対応ぶりの悪さの批判

②福島原発の進展しない状況
ばかりが目につきます。

そろそろ
①復旧に向けての優先順位
②復興に向けての青写真
も併せ伝えていただきたいものです。

今回の東日本大震災は、阪神大震災とは異なるはずです。
たとえば、
①阪神大震災は、県都:神戸も大きな被害を受けた
②阪神大震災は、県都:神戸市を中心に被害地が比較的集中している
のに対し、

今回の東日本大震災は、
①エリアが点在しているかのように広範囲にわたる
②福島原発の不安と恐怖が入り混じっている
③「津波」という自然の攻撃があった
という点で、

阪神大震災はもとより、その他の震災に比べ比類なきもののような気がします。
そういう中で、「対応が遅い」とばかり言っていても解決はしないような気がします。

ただ、不思議なのは、
「地元の中心地」であり「前線基地」のはずの仙台、盛岡、福島などの県庁所在地の姿が見えてこないことです。
仙台や盛岡や福島などの様子が伝わってきたら、なんとなく違うことも想定されてくるのではないでしょうか・・・・!


地震が起きるまでのことです。
政治家や各県の知事の中には「地方分権」を主張なさる方が数多くいらっしゃいました。
さて、地方やその拠点は、こういう大震災の時には、どんな動き方をなさっているのでしょうか!?