先日の読売新聞の夕刊(2011年4月23日)の「よみうり寸評」にこんなことが書いてありました。

「被災者のことを思えば、何事も控えめに、という気持ちにもなる。しかし、みんなが過度に自粛すれば、社会の活力がしぼんでしまう。こういう時こそ、普段通りの生活を大切にしたい」

と言うことです。

皆さんはこの記事を、どうお感じになられますか?

東日本大地震以来、自粛ムードが続いているのは確かですが、だからと言って、今までと同じような消費生活でいいのかと言うと、それも違うかもしれません。


今回の震災の結果、国家の財政状況も大きく変わってきます。
ちょっとでも困ったら、「国(行政)の支援を得る」と言うことが許されなくなってくることもあります。
特に、年金とか、健康保険とか、子育てとか、大あまの大風呂敷政策には制約が増えてくる気もします。


そう考えると、同じお金を使うのなら
①刹那の享楽のためではないこと
②将来不安を減らすこと
③自助努力に繋がること
④家族や仲間や趣味とかに役立つこと
等々に使ってほしいものです。

天然資源の少ないわが日本です。
やっぱり、キリギリス的消費生活よりもアリさん的消費生活をエンジョイしてほしいものです。


そして、「賢い消費」であってほしいものです。