今回の「農薬混入事件」で、私の友人が驚いていました。
ひょっとしたら憤慨していたのかもしれません。

ことの善し悪しは別として、容疑者の男性(49歳)の年収が200万円だと聞いてのことです。

高校卒の初任給が16万円/月くらいの時代に、8年働いた49歳のおじさんの年収が200万円(@16万円/月)だったことがショックだったようです。


ただ、近所のスーパーに行けば、冷凍食品は「3割引き」「半額」セールが再三行われています。
かつては「日本製」だからということで割高な商品もあったようですが、現在は、「中国製」なのか「日本製」なのか関係なく低価格になっています。

たぶん、お客さんの多くは、安い日に買いだめするという状況なのでしょう。
そういう私も安い日に買いだめするようにしています。

こういう売り場の状況からすれば、年収200万円という報酬も生まれてきてしまうのでしょう。

テレビのニュースによれば容疑者の彼だけが200万円だったのではなく、契約社員の給料はおおむねこの水準だったようです。


高いのか安いのか。。。。。

そして、アベノミクスの「給料を上げましょう」という政策の中で、この方々の給料は上がるのかどうか。。。。

昨夜(27日)のNHKのニュース番組では、保育士さんの仕事についても、「給料も低くかつ長時間労働になっている」と報じていました。
なんでも平均給与は214,200円/月だそうです。

「半分以上が臨時職員で、正社員が手伝う。何かあったらということでサービス残業をする」とも。。。。

その結果「保育士のなり手がない」という事態にまで発展しているようです。


アベノミクスの「給料を上げましょう」政策は、着眼点はいいものの
「みんなの給料が上がるのか?」
「誰の給料が上がるのか?」

期待しましょう。。。。。。。


ところで、ニュースで報じていたところによれば、今回の冷凍食品の農薬混入事件の容疑者の働きぶりについては、

1.会社側の記者会見

・特に問題のある部分は感じられなかった。
・普通に仕事ができ、新入社員の面倒もきちんとみられる。
・特別に大きな不満があると聞いていない。

2.工場の同僚の話

・仕事は全然できない。
・一生懸命なんてない。(誰が見てもわかる)
・ずぼらだしいい加減。
・つまみ食いの常連。
・待遇に不満。

とのことのようでした。


今回の事件は、

①待遇の問題
②仕事ぶりの問題
③評価の伝え方の問題

等々も考えさせられてしまいます。