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「できる」と呼ばれる人の三つのこと [成功の秘訣15か条]

いろいろな方々と「成功の秘訣」や「経営」の話をすることがあります。
この「15か条」がベースですが、15個も話すのも聞くのも大変です。
そんな時には3つだけお話しすることにしています。

具体的には、

①「細かい」こと
②「くどい」こと
③「せっかち」なこと

です。
ただこれだけなら「嫌われ3か条」になってしまいます。
ですから、まず皆さんには「日本語に置き換えてください」と意味不明なお願いをします。
みなさんわかったようなわからないような顔をなさいます。

まぁ、考えてもわからないでしょうから1分ほど時間をあげて説明することにします。

つまり、

①「細かい」=「緻密」

「細かい」だけなら嫌われてしまいますが「相手にこの人(これって)さすが」と思われるのは「緻密」が必要です。
「クオリティが高い」と言う言葉こそ「緻密」ということ以外の何物でもありません。
100円ショップの商品では満足できない方にはきっと響くものがあると思います。


②「くどい」=「徹底」(凡事徹底)

「くどい」も嫌われてしまいます。
ところが「徹底している」と思わせたら勝ちです。
「品質管理」の基本は徹底です。
いい品物を生み出すには「徹底する」と言うことが必要です。

外出する時「窓閉めたかな?」「火の始末はしたかな」等々ふと後戻りし、戻ってみると「ちゃんとやっていた」と言うご経験のある方は多いと思います。
こういう「チェック」は皆さんの生活の中でもなさっているはずです。
そういう気配りこそが「品質管理」の基本です。


③「せっかち」=「クイックレスポンス」(Quick Response)

なんだ「英語じゃないか」と言うなかれ、日本語として定着しています。
「俺だってせっかちだよ」と言う方の多くは「おっちょこちょい」的な行動の方が多いようです。
「思いつき」ではなく「即応」です。

「今日できることを明日まで延ばすな」
Never put off till tomorrow what you can do today.
と言うとわかりやすくなると思います。

「今日できない」ことは曖昧にするのではなく「やるのかやらないのか?」「いつやるのか?」と言う問いかけが絶えず必要です。


今回の「新型コロナウィルス」の蔓延に伴う「緊急事態宣言」に当たっては、閣僚、知事等の行政の責任者の言動が注目を浴びていますが、「そうかな?」「どうかな?」と言う評価を見かけてしまいます。

本来なら「15か条」に照らして考えればいいのですが、こういう時期ですから「3つのこと」に注目して考えるとその方の評価もわかりやすくなります。


●お気の毒にもマスコミやネットでたたかれる方
~やはり「緻密さ」や「クイックレスポンス」に欠けた方が多いようです

●「見せ方」を重視することでマスコミの評価を上げる方
~この方たちには注意が必要です。平素の「緻密さ」や「徹底ぶり」という「奥の深さ」まで見ないといけないからです。
現地に行くと「この程度なの?」「今まで何をやっていたの?」と言う方も明らかにいます。

●本当に「よく練った」言動をなさっている方
~小池都知事が典型です。
小池都知事には「批判めいたもの」がついて回りますが、それはネットとマスコミの「小池都知事には活躍してもらったら困る」的なやっかみが伝わってきます。

例えば、

・「築地・豊洲市場」問題がうまく対応できなかったという批判
あれは「自民党行政」の失敗の産物です。その問題点に触れられたくない人たちのご批判が多いようです。少なくともベターな落としどころです。

・「オリンピックの延期」までは何もしなかったという批判
あれは「首都」「主催地」「都だけでは決められない」と言う立場上、表立って動けなかったことと「習近平の来日」問題もあったからです。

おそらく気がつかれた方も多いと思われますが、「相応のサウンドトークはなさっていた」がマスコミが取り上げなかった点も指摘できます。また「オリンピック延期」が決まるや動きは速かったということも特筆すべきです。

ここに都知事の「緻密さ」が見え隠れします。
都庁内の部局では「よーいどん」施策ができていたのですから。
しかも記者会見の時の各部局の局長さんたちの説明ぶりの巧みさも評価しないといけません。
私が「練れているな」と思うのはこういうところです。
「知事が矢面に立つこと」によりスタッフがきちんと仕事をする仕組みができているようです。

また「東京都はお金があるから」と言うご指摘も少し違うような気がします。既往の予算の見直し(執行停止)もセットで資金作りをなさっています。



テレビ・ラジオのコメンテーターについても当てはめてみてください。
おそらく番組のトーンに沿ったコメントをせざるをえないこともあるのでしょうが、「粗い」という発言が目に付きます。

「今までそんなこと言ってましたっけ?」という話しぶりの方もいます。
毎日番組に出演されていらっしゃる方に見かけることもあります。

「現場・現地のことを知ってお話しされていますか?」と言う話しぶりの方もいます。
彼らは話し慣れていらっしゃいますから「黒いものでも白い」あるいは「白いものでも黒い」ということがお上手です。

●「早く」(速く)と言う割には無理筋の話が多い方もいます。
「現金給付10万円」を「速く」とコールなさっていた方々のゴールはどこにあったのでしょうか?
わが家に届くのは6月になりそうです。
「追加措置が必要」という話しが出る中、「あの10万円もまだ届いていない」という現実があります。
「本当に支援が必要な方に早く届く」と言う発想が必要だったはずです。


今はまだこういう方々の評価をするには時期尚早です。
「新型コロナの蔓延が一段落した」時あるいは「ポストコロナが見えてきた」時こそこういう方々の評価はわかるはずです。





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