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「ドローン」は「買い物難民」を救わない [小さな親切、余計なお世話]

小型無人機「ドローン」が話題です。


「ドローン」がどんなものかという定義づけはみなさんで考えていただくとして、「空の産業革命」と言われるほどもてはやされているようです。

中には、

1.「買い物難民」の方に荷物を届けるのに有効だと商売(ビジネス)ユースを考えていらっしゃる方もあるようです。

〇近くにお店がない
〇身体が不自由で買い物に行けない
〇多忙で買い物に行けない

こういう方々が該当するのでしょう。
こういう方々のニーズは「ドローン」で解決するのでしょうか?
方法論の一つであるかもしれないけど、one of them です。

ところで、「買い物難民という方のニーズはどんなことなのでしょうか?
「新聞配達」や「郵便配達」や「宅急便」や「移動販売車」と比べていかがなものなのでしょうか?


2.「ドローン」の危険性を指摘なさる方もいらっしゃいます。

「落ちてきたら危ない」という方が多いようです。
この手の議論をすると、車や飛行機の話にまで発展してしまいます。


3.「マナー」とか「モラル」の問題をおっしゃる方もあります。

これも、「運転マナー」というようなよくある話だという話になってしまいます。



わが身のことに置き換えて考えると、

①自宅の「小さな庭」に落ちているのを発見し、ゴミに出したら「占有離脱物横領罪」とか「窃盗罪」などに該当してしまうのでしょうか?

②自宅の屋根の上に落ちたままになっていて、所有者という人が取りに来たら屋根の上に登らせるのでしょうか

③ガラス窓を割ったり、屋根を破損した場合はだれが修繕するのでしょう。

④電線に引っかかって、停電になったらだれが責任を取るのでしょうか?

⑤顔のそばを通り、プロペラが顔や目にあたってけがをしたらどうしましょう?

⑥自宅の庭やベランダに飛んできたドローンが鬱陶しいので竹ぼうきで払い落としたら弁償しなければいけないのですか?

等々、
こんな風に考えてみると、決めなければいけないルールは見えてきます。



たしかに、必要な現場や作業はたくさんあるはずです
産業用民生用(プライベートユース)に分けて考えることも必要です。

農業、林業、災害等にはとても役立ちそうです。


ルールを作るのなら、

1.必要性

2.安全性

3.想定されるトラブル

を踏まえたうえで議論していただきたいものです。


産業用のニーズを強調するあまり、娯楽用のニーズの脇が甘くならないように分けて考えるべきものだと思います。



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