「新しい資本主義」に期待したい(その1) [少し政治的な話を。。。。]
マスコミやSNSでは「国葬」「統一教会」で盛り上がっていますが、今は「経済対策最優先」でやらなければいけない時間帯です。
そもそも「アベノミクス」も「地方創生」もいったいどうなったのか?誰も語らないのも不思議です。
日本国の将来を方向付ける「経済政策」の検証と今後のありかたを議論する人がいません。
はっきり言いますと、
1.アベノミクス
「物価誘導」と「金融操作」がメインで国民生活に直結する産業政策は「観光」と「飲食」などのサービス業のみと言っても過言ではありません。
今までマスコミも「観光」と「飲食」サービスだけには力を入れて取り上げてきたのですから間違いないでしょう。
「安倍菅」の時代9年が過ぎても日本経済がピリッとしないのですからまったくもって失敗ということでしょう。
そこに
・コロナ
・ロシアのウクライナ侵攻
という突発事象が加わったのですからもうどうしようもありません。
2.地方創生
「地方創生でうまくいっている」という話を聞いたことがありません。
「地方創生」とは地方にお金をばらまく大義名分に過ぎなかっただけのことです。
コロナ関連でずいぶん地方にお金がばらまかれていますが「地方創生臨時交付金」というのですからお里が知れています。
「賃金が安い」といったところでアベノミクスも地方創生も「賃金が安い」ビジネスや働き方ばかりに光が当たったのですから当然と言えば当然です。
岸田首相が誕生した時に生まれた「新しい資本主義」というのは実はわかりやすい意味があったはずですが、「人への投資」(賃上げ)だけがフォーカスされたためにおかしな方向に向いたまま足踏みしています。
本来なら「アベノミクス」の軌道修正(否定)からスタートした経済政策だったはずなのです。
アベノミクスに足りなかったものは、ずばり「産業政策」です。
①少子、高齢、長寿化に向かう日本
②資源不足、エネルギー不足の日本
③国際競争力の衰えた日本
における産業政策を丁寧に考えて方向転換し前に進む時が今なのです。
それを具体化するのが「新しい資本主義」なのです。
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