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「手漕ぎボートの理論」②(ある経営会議の話から) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

以前述べました「手漕ぎボートの理論」がこんな風に使われました。

[本]
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2009-02-15-1


以下は、とある経営幹部がお話されたものです。。。。。

たとえば、こんなことをイメージしてみてください。
沖合いへ、「手漕ぎボート」でみんなで漕ぎ出した状況です

皆さんの中には、思い浮かべるイメージは違うのかも知れませんが、
私が思い浮かべた姿は、

①平素、海は、「岸」から見れば穏やかな景色を楽しませてくれます。 
・晴れた日には思わず海の向こうまで行ってみたくなることもあります。
・しかし、凪(なぎ)ばかりではなく、天候が急変し、荒れ狂う嵐がやってくることもあります。
・岸に向かって漕ぎ出しても、気持ちとは別に、潮の流れは逆方向に流れたり、渦を巻いている場合もあります。
・船団のトップの舟の周りと後ろの小舟の周りでは、潮の流れがまるっきり違うと言うこともあります。

②皆さんの乗ったボートは、一人乗りのものもあれば、何人も乗り込んだものもあります。そんなボートで船団を組んで漕ぎ出しているのです
・船団としての共通のルールと言うのもあります。
・あるいは海の掟やマナーと言うのもあります。

③手漕ぎボートですから
・オールのこぎ方の知識や漕ぎ加減も理解しないといけません。
・一人乗りであろうと、何人も乗った舟であろうと、進む方向と漕ぎ方は同じです。
・左右同じ漕ぎ加減でないと同じところをぐるぐる回ってしまうことにもなりかねません。

④ボートによっては、新しいものや、穴を板でふさいだような老朽船もあるかも知れませんが、沖に漕ぎ出す以上は、日々メンテナンスがしてあるはずです

⑤広く広大な海でも、
・岩礁もあれば、格好の魚の漁場もあります。
・潮目や風の吹き方も急に変わることも多々あります。

⑥船団ですから、一団となって波を乗り越え進んでいくには
・皆さんが同じ方向を目指して進むこと。
・司令船は明確に指示を出すこと。
・司令船の指示を丁寧に受け止めること。
・司令船に自分の舟の状況・情勢を伝えること。
・隣の舟の状況を見極め、手を差し伸べ協力して同じ方向に進むこと。
・隣の舟にも助けを求めること。
が必要です。

と言うものです。
さて聞かれた人や皆さんはどのように受け止めになられましたでしょうか?


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