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「コーヒーには砂糖」の理論 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

これは以前書いた話です
少し書きなおしておきます
①世の中は変わったというけど、そんなに大きくは変わっていない
②変化は緩やかにやってくる
③結果からみれば、ある日突然変化していた
ということでしょうか。。。。

昔々、昭和50年ごろのことです
コーヒーを喫茶店で飲むと、必ずペットシュガーというのがついてきました
グラニュー糖が小さな袋に入っていたのです
縦横が3センチ×5センチくらいの透明な袋です
ホテルなどでは上品に白い紙の袋のこともありました

それ以前には、
角砂糖であったり、シュガーポットが置いてありました
シュガーポットから砂糖をスプーンで取り出す時も、「お砂糖は何個ですか。。。。」などと上品におっしゃる方もいらっしゃいました

このペットシュガーも、今では、スティックタイプのものに置き換わっています
おそらく、この長方形のペットシュガーも
①破きそこなってテーブルの上に砂糖をまき散らす方が多かったからでしょうか。。。。。。
②あるいは、コーヒーカップの中に砂糖を流し込むのに不便だったからでしょうか。。。。。。

一部の飛行機の機内サービスでは、中途半端な袋に入っているのは不思議と言えば不思議です

さてさて、このペットシュガーも、時代の流れとともに
10gから8gへ
 8gから6gへ
 6gから4gへ
 4gから3gへ
ついには2gというものもできたようです

最近では、3~4gのものが一般的なようです

今から30年ほど前のペットシュガー10g時代でも
①私はコーヒーには砂糖は入れないというひとがいました
②中には、私は半分でいい!という人もいました
この「半分でいい」という人は、不思議なことに、ペットシュガーの内容量が変化しても相変わらず半分のままでした

このコーヒーの話で何かお気づきになりませんか?
30年くらいの間に、コーヒーに入れる砂糖の量は、次第に少なくなってきましたが
コーヒーに塩を入れてお飲みになる方はお見かけしません

つまり、変化したといっても、緩やかに変化は起きるのであって、突然、今までとは違うものに変わっているわけではないのではないか!!
というのが「コーヒーには砂糖」の理論です

微妙な変化はやがて大きな変化になるかもしれないという予兆はあるかもしれませんが
今ならまだ間に合う変化が多いのかもしれません

かつて
『チーズはどこへ消えた?』 という本がベストセラーになったことがあります
たくさんのチーズに囲まれていたネズミの周りで急にチーズがなくなり、チーズを探しに動いたら、チーズがあったという話だったと記憶しています
この本が指し示す教訓はよくわかりませんでしたし、受け止め方もみなさんめいめいで異なったかもしれません

小生が、この本を見て思ったのは、
①チーズがなくなるという事態が起こった
②やむなく食べ物を探しに行った
③そしたらチーズがありました
ということで、

このネズミたちは、チーズがなくなるという変化に対応して行動を起こしたけど
やっぱり、見つけた食料はチーズであったということです
もっともっと深刻な変化であるのなら、チーズ以外のものを食料にしたのではないのかなぁなどと思ったものです

最近は、日本では評価されないものが、中国では評価されたりする時代です
変化はやってきていますが、変化に向き合う対策はいくらでもあるものではないかな。。。。などと思う次第です


[本]
「大きな変化は起きてないかも」 (消費はどうすれば活性化するか⑮) [感覚的消費論] http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-12-14-14


[本]
「チーズはどこに消えた?」 著:スペンサー・ジョンソン
http://www.fusosha.co.jp/senden/2000/03019X.php

[本]
ペットシュガー
http://www.showanavi.jp/madaaru/read/01/06.php
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