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電気ストーブを使っていますか・・・・・この冬の意外な優れモノ [感覚的消費論]

お正月を過ぎたら、急に冷え込んだせいか、自宅近くのヤマダ電機の暖房器具売り場は品薄状況のようです

例年なら、暖房器具なんか考えたこともなかったし、リビングの暖房は石油ファンヒータ-と決めていました
でも、かねがね
①灯油を買うのがめんどくさい
②灯油を家に置きたくない
③灯油を入れる時に手が汚れる
④灯油をこぼすと臭い
⑤意外と費用がかかるかもしれない

ということで、なんとなく暖房を変えたいと思っていました
そこで、今年は
基本はエアコンで、部屋が暖まったら、30年くらい前から使っている電気ストーブで暖を取ろうと考えていました

そんなこともあって、今年は暖房器具に関心が止まりました
なにせ、酒も飲まず、ゴルフもしないので、週末は、近所のヤマダ電機に行くのが楽しみの一つです

なんとなく気に止まっていたのが、1万円もしない、カーボンヒーターの電気ストーブです
行くたびに品薄になっていきます
ある日2万円位の電気ストーブの前で立ち止まってしまいました
なんだか暖かいのです 焚き火の前に手をかざしているようなポカポカしたぬくもりを感じます
店員さんの説明では、遠赤外線がいいそうなのです

買ってしまいました
ポイントは
①遠赤外線でポカポカと暖かいこと
②「切りタイマー」がついていること
③なんとなく電気代が安そうなこと
④手ごろな大きさであること
⑤日本製であること
です

見切り処分品に比べると割高ですが
やはり、火事の心配や空気が汚れないという点は優れモノです

今からでも遅くないと思います
このポカポカ気分がなんとなくいいのです

週末は電気屋さんに行ってみてください
残り物にいいものがあるかもしれません
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伴睦

先に記述のありました「ねこのキンXX」的考察で日本のデフレを考えますと、最大のターニング・ポイントはやはり1985年の「プラザ合意」ではなかったと思います。

80年代前半は、1ドル=280~240円で、日本は「オイルショック」の痛手も癒えつつある中、未だ保護貿易色も強く、国民の中産意識が定着しつつありました。

当然、米国からは、貿易赤字を理由に日本の政府へのあらゆる風当たりがあった訳ですが、85年の「プラザ合意」によって円は一気に駆け上がって行きました。
私の感覚では、1年チョイで240円から120円と、正に倍化した訳です。

加えて、前後して起った「東芝ココム事件」です。
私は、当時、毎日のように通産省通いをしていたものですから、ある日を境に、「ころっ」と音を立てて日本が方向転換をしたような錯覚に遭遇しました。
事実、当時の通産省内の「輸出局」と「輸入局」がすっかり入れ替わった感じでした。
よく耳にした「牛肉・オレンジの自由化」のように、お米をはじめ多くの輸入を規制してきた日本で、今まで殆ど右左で輸出していた機械製造製品全てに規制がかかった訳ですから、それは、もう大変な事が起った訳です。

ただ、この急速かつ大幅な「円高」で何が起ったか?と言いますと、日本人の所得レベルがドル・ベースで「世界一」となり、当然、国民一人当たりのGDPもドル・ベースでトップとなった訳です。
庶民感覚的には、覚醒的リッチ感が浮上する反面、経済的には恐らく「リーマン・ショック」どころではないくらいの窮状を招いたと思います。
第二次中曽根内閣下、「ひとり一品輸入運動」とか言って、それまで高価な輸入品がことごとく大衆価格にまで引き下がって、相まって、航空運賃の自由化なぞで日本人が手軽に海外に行って、強い円で沢山買い物が出来る・・・そうです、正に、「バブル」への道が開かれた訳です。
しかしながら、この急速な円高は日本の輸出産業にとっては、「3発目の原爆」と言っても良い程のものではなかったでしょうか?
多くの製造メーカーが海外に拠点を移す動きを急速に加速化した時期でもありましたし、これを機に、外資の製造拠点は一掃された訳です。

当時、中曽根総理とは仲の悪かった宮澤大蔵大臣が必死になって「赤字国債」を以って取り繕った訳で、結果的には、日本はその後の竹下内閣で「一村一億町興し」なんて言ってる時期から既に「不況」の構造に陥っていたと思います。
インフレでもないのに、急速な「円高」は土地・不動産の沸騰を招き、過剰な金融緩和によってドル・ベースで日本は「世界一物価の高い国」となってしまったのですね。
そして・・・この国は、自覚の無いまま、「バブル」へと、ひた走った訳です。

橋本龍太郎が大蔵大臣として金融政策を見誤ったことから「バブル崩壊」への道へとシナリオ化され、1991年からの宮澤内閣で、かつて自ら執った金融緩和を急速に転換させたことから致命的な失策を演じるハメとなった訳です。

私が社会人となったのは、1979年で、時正に、ヴォーゲルの「ジャパン・アズ・ナンバーワン」がもてはやされた時期です。
ブログ主さんは、恐らく、「ポスト・バブル」の方のように思えますが、ブログで拝見する「様々なご洞察」は私にとってとても新鮮で勉強となります。

この様に、「ねこのキンXX」的考察をすれば、現在社会も中世社会とさして変らず、人は多くの間違いを相も変らず犯しており、多くの我々は気付かないままに生きているのだな、とつくづく思います。

20数年前に、この国は「円高」という「最終兵器」によって、実力以上のレッテルを貼られて以降、成長が止まってしまったと言うところが実態ではないでしょうか?

この「デフレ」も、その当時からシナリオ化されていたのでは?
一旦、「世界一」に張り付いてしまった「日本人の所得」に更なる成長を望むには、今ある新興国家の通貨が、総じて大幅に切り上がるまで待たねばならないような気がします。


by 伴睦 (2010-01-22 11:53) 

beni_ha

伴睦 様

生き字引のようなコメントをありがとうございます
臨場感あふれる現代経済史の教科書を読ませていただいているようでした
そして、「新鮮で勉強とな」る とのお言葉は光栄至極です

正直に言うと、小生は、あまり本も読みませんし、思いつきで書きなぐっているのが実情です

ただ、日本は意外と豊かな国だと思うのですが、
マスコミ等のウォッチャーがブレているため、
①今何をやらなければないけないのか
②具体的には何が必要なのか
③長期的には何が必要なのか
という提案や問題定義があまりにも少なすぎるような気がします

ご指摘の「為替が新興国家と同じレベルになるまで待」っていると、世界に売れる品物がなくなってしまうかもしれません

世界に売れるモノを具体的に作る(見つける)というのが喫緊のテーマのような気がするのは小生だけでしょうか?

by beni_ha (2010-01-23 03:23) 

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