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マスコミが報じない三つのC (企業では当たり前だったこと) [裏づけのない経営学]

それなりの企業なら、次の三つのCを企業経営のテーマにおいているところも多いのではないかと思います
それは、
1.コンプライアンス (Compliance 法令順守)
2.カスタマーサティスファクション (Customer Satisfaction 顧客満足:CS)
3.コンピテンシー(Competency 高業績者の行動特性)
の三つです

ところが、この三つについては、テレビや新聞などのいわゆる「マスコミ」にはほとんど登場しません
少し説明してみましょう

1.コンプライアンス(Compliance 法令順守)
 「法令順守」と一言で言われることが多いようです
 企業行動や企業の役職員を律する言葉としてたいへんよくつかわれます

 たとえば、今はやりの政治家の資金問題とかは、政治家としてのコンプライアンス違反(違背)の具体的事例かもしれません
 なぜ、マスコミは、この「コンプライアンス」という言葉を使わないのか、すごく不思議です

2.カスタマーサティスファクション(Customer Satisfaction 顧客満足:CS)
 「顧客満足」とか「CS」とかと呼ばれることも多いようです
 古くは、コンシューマーサティスファクション(Consumer Satisfaction)と同義語だと思いますが、いつの間にかカスタマーサティスファクションと呼ばれるのが一般的のようです

 CSの本質が理解されず、形や態度を重視するきらいもあり、会社更生を申し立てるに至ったJALのキャビンアテンダント(いわゆるスチュワーデス)によるマナー講習などがもてはやされたこともあります ある意味皮肉ですが、新入社員研修などでは当たり前のように行われていました

 昨今では、銀行の各店舗を覆面調査マン(ウーマン)が、抜き打ち調査していたりします

しかし、マスコミでは聞いたことがありません 現場では、ばかばかしいと言われるレベルのものです

3.コンピテンシー (Competency 高業績者の行動特性)
 人事評価(考課)に使われる基準で、人事企画担当者が好んで使う傾向があるが、社員・従業員にはきわめてわかりにくいものです
(自己流ですが)平たく言えば、高い業績をあげている従業員の行動特性・パターン等を評価基準(目標)にするものです
 
 コンサルタントなどの話や説明を聞けば、非常にきれいなイメージを与えますが、
①現場のイメージになじまない
そもそもその基準が達成できそうもない人は努力をしなくなり、いわゆるローパフォーマー(Low Performer 低能力者または低業績者)を生みやすい
という課題が残っています

 それなりの企業の若い役員クラスには、このコンピテンシー導入に尽力した方も多く、正面から批判はしにくいものの、ばかばかしい制度の一つでもある

不思議なことに
①マスコミはこの三つのCのことを報じない
②いずれも今の不況下にはなじまない(忘れられている) という特徴もあります

気のせいか、最近、「ビジネスモデル」という言葉を使う方もめっきり減りました

この言葉がよく使われていた当時から、思っていたのですが
①業績のいい会社の経営者は、この「ビジネスモデル」という言葉は使わない
②仕事の「仕組み」とか「やり方」などと言えばもっとわかりやすい言葉であるというのも事実です

(業績のいい企業の経営者は、「うちはこういう仕組みです」とおっしゃいます)

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