SSブログ

ある国会議員の「日本のチベット」発言の可笑しさ [旅紀行・県民性の謎]

ある国会議員が、山陰地方のことを「日本のチベットみたいなもの」と言ったそうで、山陰では、知事が撤回を求めたり、有力国会議員が批判意見を述べているということがあるようです

この問題は、不謹慎かもしれませんが、ある意味、とても興味深いあるいは可笑しい話題です

少しポイントをピックアップしておきましょう

1.物議を醸すような不用意な発言をした国会議員殿はやはりいただけません
ただ、「地方分権」とかと粋がる人たちに、足下を振り向かせた効果は大きいと思います
これを契機に地に足の着いた現実的な議論がほしいものです

2.チベットの方々は、この話をどう思われたのでしょうか?
おそらく「日本の山陰地方と比べるなんて失敬な!」とご立腹なのではないでしょうか!
少なくとも、山陰地方よりもチベットのほうが国際的にはネームバリューはあります

「中国の辺境」という意味で「チベット」の名前が出たのだとしたら、失礼そのものです

3.山陰地方の方々は、(有力政治家の出身であることも手伝ってか、)反発されてますが

①「東洋のマンチェスター」「東洋のモナコ」「日本のアルプス」とかというように形容されたのなら文句はなかったのでしょうか?

②日本人の方でも、山陰の位置を正しく言い切れる人は多くないかもしれません  西日本の方々が「群馬県と栃木県」の区別ができないように。。。。。

③「山陰」(さんいん=やまかげ)と言われていることや人口が減っていることに対して、ネガティブなイメージを払拭するようなことをやってきたのか素朴に疑問です

④出雲大社があり、後鳥羽上皇が流され、大伴家持が左遷された地であるということは、歴史的に文化や政治的な勢いの香りのする地域であったはずです  なぜ、地盤沈下していったか分析し、また、打開策を検討・実行されてきたのでしょうか

⑤鳥取・島根両県とも、飛行場が各々2か所づつあります  政治力だけでできるものなのでしょうか?日本海に臨む両県ですから、国防・国益という観点だって見逃せないものです

⑥歴史の香りのする山陰地方です  「環日本海経済圏」ということで活かす手立てはないものなのでしょうか

⑦特に鳥取県は、県庁所在地に「高速道路がない」ということで、道路整備に躍起ですが、  「鳥取環境大学」というのもあるのですから、「騒音のない道路」「排気ガスの少ない道路」とかのモデルケースとして日本中にアピールするとかないものでしょうか。。。。。

鳥取大学が砂漠の緑地化を推進したり、鳥取方式として校庭の芝生化などの旗振りをなさっているのですから、チャンスです

今こそ、地方の活性化を冷静に見つめ直すチャンスではないでしょうか




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0