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「プラットホーム事故ゼロ運動」というキャンペーンが行われています。。。。 [通勤電車の光景]

一昨日のことです。通勤電車のとある駅に「プラットホーム事故ゼロ運動」というポスターが貼ってありました。
今まで気にもとめていなかったのですが、「節電」ポスターの隣に貼ってあったのです。

CIMG0346-03.JPG

そういえば、たまーに、車内アナウンスで聞いたことがありました。
「だからなんなのよ」とでも言いたくなるほどの張りのない声でした。

国土交通省のホームページを見てみたら、
「首都圏ホーム事故対策会議」というのが、平成23年12月5日(月)に、首都圏の鉄道各社を集めて開催されていました。

今年は、確かに、人身事故が多かったような気がしました。
が、電光掲示板が発達したこともあり、今までは知らなかったことが知らしめられていたのかもしれません。

議題は、
4.議 題
(1) 首都圏ホーム事故等の発生状況について
(2) 各鉄道事業者におけるホーム事故防止の取り組みについて
(3) 「プラットホーム事故"0(ゼロ)"運動」での取り組みについて
のようです。

実は、昨年も、同じような時期に同じような議題で開かれていますので、運動の甲斐なく定例化されているようです。

[本][1]「首都圏ホーム事故対策会議」の開催について
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo08_hh_000037.html

[本][2]「首都圏ホーム事故対策会議」の結果について
http://www.mlit.go.jp/common/000184782.pdf

会議資料を見て面白いのは、

1.「プラットホーム事故ゼロ運動」は、23年12月1日~24年1月10日までの期間であり、会議開催日(23年12月5日)以前からすでにスタートしているのです。
(わざわざ会議をしなくても、一方的に通告すればいいのに。。。。)

2.ホームにおける人身事故は、
 ①酔客に係る事故を中心に増加傾向。
 ②この傾向は首都圏(1都3県)で顕著。
 ③毎年12月~1月に多い。
 ④曜日は金曜日が多い。
 ⑤時間帯は、21時~0時が多い。
 ⑥年齢的には50代が多い。
 ⑦性別的には、男性が多い。
 ⑧非常停止ボタンを使用しないと電車との接触事故が多い。
ということが挙げられています。

大勢は、昨年度の会議と同じのようです。
昨年もこのキャンペーンをやったようですが、その結果、
①減ったのか増えたのか。
②対策が奏功したのかどうか。
ということもよくわかりません。。。。。。

因みに、キャンペーンの実施策は、
①金曜夜等のホーム監視の強化。
②ポスターの掲出。
③転落時の「非常停止ボタン」操作の周知
④金曜深夜等の列車増発によるホーム混雑の緩和
のようです。

ということは、酔っぱらいのおじさんたちだけに注意を払えば済む問題かもしれません

ここでもう一度、冒頭のポスターをよーく見てください。
ポスターには、
①お酒に酔ってのちどり歩き
②メールに夢中になって歩く
③音楽に夢中になって歩く
④ゲームに夢中になって歩く

の四つの歩き方が、危ないと書いてあるようです。

ひょっとしたら、分析の陰に隠れた原因があるのかもしれないです。

1.もう少しはっきりと原因を公表すること!
2.「ポスター貼り」程度ではなく、具体的な(目に見える)対策を講じること!
が必要なのではないでしょうか。。。。。。。。







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