自動車保険料が静かに値上がりしている・・・・問題はないのか!! [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]
消費税増税や年金に目が行っているうちに、ひそかに「自動車保険料」が値上がりしています。
この値上げは、
1.車両保険部分の保険料引き上げ
2.事故を起こした場合の、ランク引き下げ強化 (事故を起こすと保険料が引き上げられる)
3.しかも個人契約の保険のみ値上げ
という三つの側面を持っています。
保険会社の説明によれば、「個人の事故が増えている」というのがその理由です。
さて、このまま放置していいのでしょうか。。。。。
このまま放っておくと、任意保険に入らない人が増えてしまうリスクがあります。
「保険に入っているから大丈夫」と思っていたら、翌年からすごく高い保険料になってしまいます。
理由を想像してみましょう。。。。
1.大口の法人契約の保険料は、各社契約獲得に凌ぎを削っていて、大幅な割引合戦が行われている。
2.手続きを行う「保険代理店」の手数料が高すぎる。
聞くところによれば、10~20%くらいが代理店の手数料になっているらしいです。
①一度契約してしまえば、その後の手続きや手間はほとんどありません。
にもかかわらず、毎年の契約更新のたびに高額の手数料をもらっているのです。
②事故が起きても、保険会社のコールセンターが対応しています。ダイレクトメールも保険会社が機械的に送っています。にもかかわらずあんなに高い手数料を取っているのです(保険代理店はなくても困らない)。
③代理店の力関係で、「保険のおり方が違う」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう不公平なことはあってはいけないし、またあるはずのないことなのです。
3.インターネットで保険を申し込めばよくわかるのですが、代理店経由の自動車保険は年間の走行距離に関係なく保険料が同じです。
事故は、車を動かすことから生じます。走行距離に関係なく保険料が決まる実状には違和感があります。
4.事故や事故の際の保険支払の統計が未整備のようです。
保険会社によれば、「個人契約の事故の支払い」が多いとのことですが、
①個人の方同士でぶつかっているわけではありません。
②法人と個人が衝突した場合、法人には事故対応の専門部門があり、個人の方が根負けしてしまうことも多いようです。「保険に入っているから自分の懐は痛まない」という現象が生じているはずです。
③実は、翌年の保険料は、
・個人の方の場合、事故の大小(損害の大小)にかかわらず事故を起こしたという事実で決まってしまいます。
・法人契約の場合は、年間の支払保険金で決まるので、法人のみなさんは、いかに少なく負担をする(損害賠償をしない)かに必死です。
サラリーマンの場合、相手方との交渉のために仕事を休んだり中断することができにくいため保険会社任せになってしまいます。したがって、個人の方のほうが支払いがイージーになってしまいます。
5.そもそも事故の過失割合の決め方に問題があるのです。
「車が動いていたら過失がある」というのが支配的な考え方なのです。
したがって、「まさか」とか「よもや」という場合でも、過失責任を問われ、保険の支払(利用)に応じている人も多いのです。
6.修理工場は「保険が降りる」とわかれば、値引きなどしません。
支払いが確実なため定価で請求しているのです。(「保険を使わない」と値引き交渉をする人は多いはずです)
7.「とりあえず自分の保険で車を修理する」ことを選ぶと、求償権が保険会社に移ってしまうため、過失割合もいい加減になりがちです。
8.何よりも、「損害保険会社の経営努力が足りない」のです。
これは、東京電力の場合に叫ばれている点と似ているかもしれません。
人件費、経営ぶり等々ご存知ですか?
9.そうそう、大きな会社の社員様には「団体割引」という制度もあります。
弱いものほど保険料が高い!というのが実情かもしれません。。。。。。
静かに値上げが進んでいます。
消費者も無言のままです。
「保険料が高くなったので保険に入らない」という人が増えてしまいそうです。
この値上げは、
1.車両保険部分の保険料引き上げ
2.事故を起こした場合の、ランク引き下げ強化 (事故を起こすと保険料が引き上げられる)
3.しかも個人契約の保険のみ値上げ
という三つの側面を持っています。
保険会社の説明によれば、「個人の事故が増えている」というのがその理由です。
さて、このまま放置していいのでしょうか。。。。。
このまま放っておくと、任意保険に入らない人が増えてしまうリスクがあります。
「保険に入っているから大丈夫」と思っていたら、翌年からすごく高い保険料になってしまいます。
理由を想像してみましょう。。。。
1.大口の法人契約の保険料は、各社契約獲得に凌ぎを削っていて、大幅な割引合戦が行われている。
2.手続きを行う「保険代理店」の手数料が高すぎる。
聞くところによれば、10~20%くらいが代理店の手数料になっているらしいです。
①一度契約してしまえば、その後の手続きや手間はほとんどありません。
にもかかわらず、毎年の契約更新のたびに高額の手数料をもらっているのです。
②事故が起きても、保険会社のコールセンターが対応しています。ダイレクトメールも保険会社が機械的に送っています。にもかかわらずあんなに高い手数料を取っているのです(保険代理店はなくても困らない)。
③代理店の力関係で、「保険のおり方が違う」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう不公平なことはあってはいけないし、またあるはずのないことなのです。
3.インターネットで保険を申し込めばよくわかるのですが、代理店経由の自動車保険は年間の走行距離に関係なく保険料が同じです。
事故は、車を動かすことから生じます。走行距離に関係なく保険料が決まる実状には違和感があります。
4.事故や事故の際の保険支払の統計が未整備のようです。
保険会社によれば、「個人契約の事故の支払い」が多いとのことですが、
①個人の方同士でぶつかっているわけではありません。
②法人と個人が衝突した場合、法人には事故対応の専門部門があり、個人の方が根負けしてしまうことも多いようです。「保険に入っているから自分の懐は痛まない」という現象が生じているはずです。
③実は、翌年の保険料は、
・個人の方の場合、事故の大小(損害の大小)にかかわらず事故を起こしたという事実で決まってしまいます。
・法人契約の場合は、年間の支払保険金で決まるので、法人のみなさんは、いかに少なく負担をする(損害賠償をしない)かに必死です。
サラリーマンの場合、相手方との交渉のために仕事を休んだり中断することができにくいため保険会社任せになってしまいます。したがって、個人の方のほうが支払いがイージーになってしまいます。
5.そもそも事故の過失割合の決め方に問題があるのです。
「車が動いていたら過失がある」というのが支配的な考え方なのです。
したがって、「まさか」とか「よもや」という場合でも、過失責任を問われ、保険の支払(利用)に応じている人も多いのです。
6.修理工場は「保険が降りる」とわかれば、値引きなどしません。
支払いが確実なため定価で請求しているのです。(「保険を使わない」と値引き交渉をする人は多いはずです)
7.「とりあえず自分の保険で車を修理する」ことを選ぶと、求償権が保険会社に移ってしまうため、過失割合もいい加減になりがちです。
8.何よりも、「損害保険会社の経営努力が足りない」のです。
これは、東京電力の場合に叫ばれている点と似ているかもしれません。
人件費、経営ぶり等々ご存知ですか?
9.そうそう、大きな会社の社員様には「団体割引」という制度もあります。
弱いものほど保険料が高い!というのが実情かもしれません。。。。。。
静かに値上げが進んでいます。
消費者も無言のままです。
「保険料が高くなったので保険に入らない」という人が増えてしまいそうです。
許せん・・・
by 立川たくみ (2012-08-08 17:11)