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「農科大学院」よりも「農業専修学校」 [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

昨日(2013.4.23)の読売新聞朝刊に、「自民公約に『農科大学院』」という見出しがありました。
記事はといえば、
自民党は22日、農家が商社や食品加工会社の社員などから付加価値の高い商品作りのノウハウを学ぶ党の教育機関「農科大学院」(仮称)の創設を夏の参院選公約に盛り込む方針
とのことのようです。

規制改革、成長戦略の目玉の一つが「農業」、というのはよくわかるのですが、今農業に必要なのはなんなのでしょうか。。。。。。?


今の日本の農業に必要なのはなんなのでしょうか。。。。

①規制緩和は、政治で解決します。
例えば、株式会社の農業参入等が典型的です。

②ノウハウは、政府や自治体による営農指導で解決できます。


仮称とはいえ「農科大学院」などと打ち上げる前にやらなければいけないことがあるようです。

それは、

①担い手の育成。

②JAの解体

です。

JAは、今の日本の農業を引っ張ってきた組織ですから、それなりに検証が必要でしょう。


担い手については、それなりに人材はいるはずです。

しかし、いきなり田畑に働きに出るだけなら、失礼ながら「お百姓さん」の再生産にすぎません。


必要なのは、多数の農業人口の育成です。

かつては、「農業高校」などというものもありました。
その特殊なネーミングの高校が役目を終えてしまった(いや、霧散してしまった)のはずいぶん昔のことです。

大学進学率が高まった今日、「いまさら農業高校でもないわい」という若者や親御さんの声が聞こえてしまいそうです。

だからと言って、高等な農業経営を勉強しても田畑を耕すことはできません。


他方で、大学を卒業して、就活を潜り抜け、有名企業に就職したとしても、なんとなくやめてしまう若者も多いようです。

あるいは、最初からドロップアウトした若者もいます。
ひょっとしたら、中高年の皆さんも多いかもしれません。


そんな人たちに農業回帰を薦めてみたらいかがでしょう。
ただ、意欲だけではどうにもなりません。

体系的な農業技術、農業栽培技術、営農等々を学ぶ場所があってもいいじゃないですか!


もし、自民党が公約にするとかという「農科大学院」(仮称)が必要だとすれば、農業系の大学や大学院を工夫改善すればいいんじゃないですか・・・・・!!









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