「麻栽培で町おこし」の会社代表のこと [どう受け止めたらいいのか]
昨日(2016.10.17)のことでした。
「麻栽培で町おこし」の会社代表を逮捕 大麻取締法違反の疑い
という記事が多くのニュースで取り上げられていました。
鳥取県の田舎町で「産業用の麻」を栽培していた会社の代表者と従業員が「違法な大麻」を所持していたという事件です。
ネットでは、「麻栽培 町は興さず 罪犯す」などとも評されているようです。
実は私は彼にあったことがあります。
「地方創生」の現場を見に各地をふらふらしている時に彼の自宅を訪ねたのです。
彼と奥様にお話を聞きました。
彼が言うには、「うまく行っていない」ニュアンスの一言でした。
私は「人の倍働くつもりでやらないとうまく行かないでしょう」と申し上げてこの家を後にしました。
この町は「行政が前のめり」になって移住者を呼び込んでいます。
移住者のライフプランなどお構いなしに、「移住者数」を競いでもするかのような町長様です。
今回捕まった彼は、「町の行事」や「講演会」などに引っ張り出されていたようです。
「まだ立ち上げたばかりなのに早い!」
というのが私の率直な感想でした。
おそらく「生活できない」状況だったのでしょう。
そして「禁を犯した」と。。。。。
「地方創生」とか「田舎暮らし」とか「移住」というのは、マスコミが取り上げるほどロマンチックなものでもないようです。
この地域では他の移住者の方にも話を聞きました。
「行政の支援がなかったら暮らしていけない」と。
おそらく「困りごと」を相談するところもないのでしょう。
ネットではヒーローのように扱われていましたし。
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