「森林バンク」に協力できますか? [どう受け止めたらいいのか]
あなたのお宅は「山林所有者」ですか?
もし、そうだとしたら、
・山の手入れはどうなさっていますか?
・山林を持っていることの課題は何ですか?
・その課題はどうやって解決なさいますか?
意外に知られていないと思いますが、山林が多い地域の80歳~90歳台の高齢者に話を聞く限りでは、
「こんなに杉の木が大きくなった山を見たことがない」
ということがあるようです。
全国の山林には「杉」の木がたくさん植えられていますが、この立木の植林作業をなさった方々はこの80歳~90歳台の皆さんです。
戦後の昭和20年~30年代は、政府の奨励策もあり、日本全国の山々に杉の木が植えられたようです。
そして、この方々が植林現場の主役だったようです。
話を聞くと、「かつての入会地とか雑木林あるいは岩場にまで植えた」ということもあるようです。
ところで、今年の秋ごろから「森林バンク」の新聞記事を見かけるようになりました。
手入れをされずに放置されているスギやヒノキなどの人工林を再整備するため、林野庁は「森林バンク」制度を創設する。市町村が借り上げて集約し、意欲のある林業経営者に貸し出す。林業経営の規模拡大と環境保全を両立させる狙いだ。年明けの通常国会に関連法案を提出し、来年度の導入を目指す。
「放置された森林、市町村が管理・貸し出し 林野庁新制度」(朝日新聞 2017年9月17日)
http://www.asahi.com/articles/ASK9H524YK9HULFA019.html
等々、さりげなく新制度新設の話が報道されています。
私は不安です。
また「市町村」などの行政絡みなのですか?
「森林組合」というのがあるじゃないですか!
「あそこはダメだ!」という声があるのだとしたら、活性化すればいいじゃないですか!
やり方はあるはずです。
「市町村」が「民事」に介入するとまたアバウトな問題が生じてしまいます。
たぶん「空き家バンク」などもそうじゃないでしょうか。。。。
「森林組合」というプロ集団の活性化を通じてプロが管理するという仕組みを作らないと、
●無駄
●不安
がセットになってしまいます。
「公務員天国」と相まってもっともっと丁寧に作り込まなければいけないのではないでしょうか!
急ぎましょう!山に詳しい彼・彼女らが世の中から消えてしまおうとしています。
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