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「総論」と「虫眼鏡」ばかりの議論でいいのか? [どう受け止めたらいいのか]


最近は全く本を読まなくなりました。
新聞も流し読み。
週刊誌を買うことも立ち読みすることもありません。
テレビのワイドショー的な番組も集中してみることもなく、便利なリモコンだよりで切り替え切り替えしながら見るか、録画を早送りしてみるかになりました。


そこに何があるのかと言うと、
・仕事を辞めた今となっては読んでも役に立たない
・興味がわくほどのものもない
・お金と時間のムダ
ということがあるようです。


たまに見る、テレビのワイドショーやSNSに思うのは、
●したり顔でお話しされる方も多いが共感できるものは少ない
●総論で議論されたかと思うと急に虫眼鏡的な話になる
●そこには総論とミクロな話をつなぐ「論理性」がなく「絵が見えない」
ことがあるようです。


例えば、

①「消費で経済を回す」
いつものことながら「ほーぅ」と思ってしまいます。
消費構造の分析は必要ないのですか?
かつてなら「消費構造論」のようなものが先にありましたが、「給付金」と「賃上げ」話が主流です。
とても「経済を回す」エンジンになりそうなものがありません。

②「中小企業」
とかく「中小企業の支援」とおっしゃる方も多いようですが、その中小企業の実像が見えてきません。
●その企業必要ですか?
●その企業儲かっていますか?
●その企業の持続可能性は?
等々を聞いてみたくなります。

③「マイナンバーカード」
総論反対、まさしく虫眼鏡で見るような些末な勘違いも多いようです。
「デジタル社会」を否定する人はいないはずだと思いますが、「少子、高齢、長寿化」に向き合う姿を語る人もいません。
議論なき批判を聞いていても面白くありません。
知的な顔をして「やり方が悪い」と逃げる姿は滑稽です。

④「子育て」
「子育てにカネがかかる」という絵がよく見えません。
かつてに比べ「塾」「予備校」「バレエ」「ピアノ」「水泳」「英会話」等々の習い事の多さには辟易します。
これではお金がいくらあっても足らないでしょう。

⑤「学校の現場」
「先生が大変」「先生に変な人がいる」「先生のなり手がない」というニュースはよくあります。
「少子化」時代なのにこの現場には何があるのでしょう?
分析なき評論にはうんざりです。

⑥「物価高」
確かに物価は上がっているようです。
しかしその要因は、
●ロシアのウクライナ侵攻による経済制裁の影響
●コロナ感染の影響による「製品不足」
●「賃上げ」原資
●急ピッチな円安
などが合わさった結果でしょう。
こういった複合要因への対応策をわかりやすく説明する人もいません。

⑦「賃上げ」
「賃上げ原資」はどこにあるのでしょう?
儲かってもいない企業には賃上げする余地はありません。

⑧「中小企業淘汰」
「中小企業の支援」の反対側には「中小企業の淘汰論」も必要です。
●その企業必要ですか?
●その企業立ち直りますか?
そういう視点の評価がなさすぎです。

⑨「人手不足」
「失業」という話と「人手不足」という話と「自由な働き方」という話と「賃上げ」という話が混在しています。
多くの方が「自分に都合のいい話」をしているだけではないでしょうか?
いろいろな要因を組み合わせればどこかに課題解決の方策はあるはずです。

⑩「少子、高齢、長寿化」
この社会構造に触れる方があまりにも少なすぎます。
長寿化は
●介護要員も多数必要になります
●簡単な行政手続きもできなくなります
●高齢化は「必要なもの」「必要量」も変わってきます
多くの社会的な課題がこの社会構造の変化に伴って起きていることも多いようです。

⑪「減税と給付金」
その原資はどこにあるのでしょうか?
「給付金で経済を回す」と言ったところで「キャッシュをもらってアマゾンでお買い物」なら裾野への波及効果は極めて少ないものになってしまいそうです。

⑫「統一教会」
本当はその教義や布教のやり方がダメなのです。
今の世の中は「統一教会と自民党政治家」の関係ばかりに光が当たりすぎです。
「被害者の救済」にも限度があるはずです。

⑬「エネルギー問題」
「原発はダメ」「水力発電はお金がかかる」「再生エネルギーは課題が多い」等々理屈はいくらでもあります。
しかし議論すべきは「不足するエネルギー資源にどのように向き合うのか」なのです。

⑭「イギリスや中国を笑い日本の政治は批判」
「いったいどうせい」ということなのでしょうか?


甘えるな日本国民!
「花咲か爺さん」のように「ここ掘れワンワン」と資源やお金が湧きだしてくる国ではないのですよ。
マスコミ貴族とSNSを使ったシルバー民主主義がピンボケ状態になっていることも指摘しておきましょう。



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