SSブログ

「アリとキリギリス」の理論 (あなたはどちらですか) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

「日本は、島国で資源もないので、資源を輸入して、それを加工して輸出している」
子供の頃、こんな風に学校で習いませんでしたか。。。。?

つまり、
①資源を輸入する 流れと
②それを加工して輸出する 流れに
何らかの理由で不都合なことが起こると、日本の経済はおそらく立ち行かなくなるのでしょう

この数年は、資源が高騰したり、あるいは輸出に大ブレーキがかかったりを経験しました。
そんな中、未曾有の好業績をあげた企業も多数ありました。

私は、この場でも、あるいはビジネスの現場のなかでも、
①トイレットペーパー理論
②寿司屋の理論
等々を唱えてきました(8年11月2日のあたりに書いています)。

マスコミは、極端から極端を伝えがちですが、小生のような現場にいると、堅実に着実に企業作りをしている企業・経営者に目が行きます。 みなさん驚くほどストイックです。
当然のことながら、その逆の倒産していく企業もたくさん見て来ました。

儲かっていても、コツコツとまるで「アリさん」のように働き続ける企業
儲かっていると、ダイナミックにまるで「キリギリスさん」のように、成功を謳歌する企業
それぞれがビジネスの成功の受け止め方だとは思いますが、なぜか、イソップの「アリとキリギリス」の寓話を思い出してしまいます。

私は、多くの企業に預金の必要を唱えてきました。
自己資本の充実は預金からと言うのが私の持論です。
「まさかの時の〇〇」という備えが必要だったのです。

今いろいろな政策が唱えられていますが、
キリギリスさんのためだけのものなら企業力は高まらないでしょうね。
あるいは、えさをもらうだけのキリギリスならやはり企業力は持続しないでしょうね。

唐突かも知れませんが、「保険」なども、財務戦略としては有効な商品であるようです。
企業は、技を磨き、経営のパートナーを上手に使い、逞しいアリさんになることが企業家の義務です。

かつて、尊敬する八柳鐵郎氏は、キャバレーがなくなった理由について、
「身の丈が大きくなりすぎて足元が見えなくなった」からとおっしゃっていました。
ダイエーとローソン、ヨーカドーとセブンイレブンなどでも顕著な現象のようです。
今回の不況の特徴の一つに「上場企業の倒産」があげられると思います。

企業経営のテーマや経営振りを見直すいい機会だと思うのは小生だけでしょうか。。。。。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0