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たまにはクイズでも。。。(1㎏の鉄と1㎏の綿と1㎏の水に濡れた鉄の理論) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

少し古典的な話をしましょう。
クイズを二つ。

第一問 太郎君のおばあちゃんは風邪で寝ています。
孫の太郎君は、おばあちゃんのところにお見舞いに行くことにしました。
お見舞いに行く途中で、太郎君は「牛」に出会いました。太郎君を見た牛さんは、「もぉ~」と鳴きました。
春のいいお天気の日だったので、そうこうしていると「蝶々」が飛んできました。
ひらひらと舞う姿に感動してしまいました。

太郎君はおばあちゃんのお見舞いに行く道中とても素敵な気分になりました。
さて、太郎君のおばあちゃんは、何の病気だったのでしょうか。。。。?

RIMG0340.JPG


簡単すぎる問題でしたね。 では、

第二問 1キログラムの「鉄」と1キログラムの「綿」と1キログラムの「水に濡れた綿」があります
さて、どれが一番重いでしょうか

聡明な皆さんのことですから、答えはもうおわかりですね。

では、さらに次の問題をやってみましょう。

RIMG0342.JPG


第三問 
①「四国山中にある総檜造りの木造の1億円の新築の住宅」
②「世田谷にある○○○ハウスというハウスメーカーの1億円の新築の住宅」
③「銀座にある1億円の新築マッチ箱ハウス」

さぁ、①~③の中では、どれが一番値段が高いでしょうか?

①~③はいずれも1億円でした。 
きっと①の四国の山中の家は、お城のような大邸宅でしょうね。

②の世田谷の家も、このあたりでは、大きな家なのかも知れません。取り壊したら2軒くらいの家が建つのかも知れません。また、ちょっとリフォームすれば、すぐ転売できるかもしれないですね。

③の銀座の家は、土地代が高いですから、いわゆる「猫の額」とか「蚤の額」のような土地の上に建つちっちゃな家かも知れません。

今、この①~③の住宅を売りに出したらいくらになるのでしょうか?
いわゆるリセールバリューって言いますね。
あなたならどのお家がほしいですか?多くの人ならどれを選ぶのでしょうね。。。。

上の第二問の質量は、どんな状況でも不変ですが、

経済的な価値(価格)は、周辺の状況とか利用価値とか普遍性(誰にも同じ価値)の有無等々で価値が変わってきます。

①の四国山中の総檜造りの家は、その価値がわかる方にしか1億円の値打ちはありません。
おそらく建った瞬間に価値は減じていくのではないでしょうか。。。。

②の東京の住宅地のハウスメーカーの住宅は、相応に利用価値は認められます。
不動産屋さん風にいえば、ある意味人気の住宅物件です 土地価格が大きく下落しない限りは高止まりしそうな価値です。

③多分、銀座のマッチ箱ハウスは、本当に狭い物件ではないでしょうか でも、隣地と併せて考えるのなら利用価値はさらに向上します。
ひょっとしたら、買い求める人は1億円以上の価値を提示するかも知れません。

このように①~③のように、絶対的な価値は同じかも知れませんが、相対的にあるいは時間の経過とともにあるいは周囲の環境などから経済的な価値は異なるということがビジネスの中では間々あることですね。




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