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売上が増え、利益が増えること・・・・それが企業の望みです [裏づけのない経営学]

もし、あなたが社長で企業を経営していたなら、何を考えますか。。。

①明日の資金繰
②売上をあげること
③儲け(利益)を出すこと
④自らの幸福
⑤社員・従業員の幸福
などでしょうか
みなさんならいかがですか?

2009年4月24日に発表された「中小企業白書」(中小企業庁)のどこにそういう話が出てくるのでしょうか。。。。

要約すると
①金融危機で世界経済が減速
②輸出の減少に伴い製造業の生産が急減
③下請け業者の受注が大幅減
④中小企業は、売り上げ減から業況や資金繰りが悪化
⑤政府は、30 兆円規模の資金繰り対策、下請取引の適正化等、中小企業対策の積極的な実施
ということのようです

はたして、政府は、中小企業の課題を切り開き、明日の中小企業を導いてきたのでしょうか。。。

自民党の二階議員が、経済産業大臣の時、
「中小企業庁:元気なモノ作り中小企業300社」が選定され、今でも続いていますが、
ただ、続いているだけで終わらせてほしくない。。。。ですね
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/monozukuri300sha/index.htm

ちなみに
日本の中小企業の占める位置は(2006年)
企業の99.7%が中小企業です
1,000人の社長がいたら997人が中小企業の社長で3人が大企業の社長です
従業員の66.2%が中小企業で働いています
1,000人の従業員がいたら662人が中小企業で働き、338人が大企業で働いています

「中小企業が大変!」という時には、社長の数で考えるのか、従業員の数で考えるのか、少しだけ微妙な部分があります

企業数
中小企業 4,197,719社  99.7% うち小規模 3,663,069社 87.0%
大企業     12,351社   0.3%
計   4,210,070社 100.0%
従業員数
中小企業 24,047,018人 66.2% うち小規模企業 6,227,582人 17.1%
大企業  12,283,123人 33.8%
計      36,330,141人 100.0%

(注)
1. 企業数=会社数+個人事業所(単独事業所及び本所・本社・本店事業所)とする。
2. 中小企業基本法改正後の定義に基づき、
①常用雇用者300 人以下(卸売業、サービス業は100 人以下、小売業、飲食店は50人以下)、
または
②資本金3 億円以下(卸売業は1 億円以下、小売業、飲食店、サービス業は5,000 万円以下)
の企業を中小企業とする。
3. 常用雇用者20 人以下(卸売業、小売業、飲食店、サービス業は5 人以下)の企業を小規模企業とする。

RIMG0082.JPG

[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]

「中小企業白書」(概要)より・・・

1.2008 年度における中小企業を巡る経済金融情勢
 世界的な金融危機が発生し、世界経済が減速している影響を受け、我が国の景気が急速に悪化し、
雇用情勢が厳しさを増す
① 我が国の輸出の減少に伴って製造業の生産が急速に減少し、下請事業者の受注が大幅に減少するなど、中小企業は売上の減少に直面し、業況や資金繰りが悪化。
②政府は、30 兆円規模の資金繰り対策、下請取引の適正化等、中小企業対策の積極的な 実施に取り組んだ。

2.中小企業による市場の創造と開拓
厳しい経済情勢の下、中小企業が売上の維持・拡大を図っていくため、
① 中小企業のイノベーションの特徴(強み)は、経営者の創意工夫や機動的な意思決定等にある。
②研究開発に取り組む中小企業は業況が良い傾向がある。現在、厳しい経営環境にあるものの、中小
企業が研究開発等を通じてイノベーションの実現に取り組んでいくことが期待される。
③中小企業が販路を開拓していくため、市場のニーズを把握するためのモノ作りとサービスの融合の
ほか、農商工連携、IT の活用による顧客獲得、海外市場の開拓等に取り組むことが重要。
④ 中小企業のイノベーションを支える経営資源については、知的財産の戦略的な保護と活用、イノベー
ションを担う人材の育成のための技術・技能承継等、資金供給の担い手である金融機関の目利き能
力の向上等が必要である。

3.中小企業の雇用動向と人材の確保・育成

雇用情勢が厳しさを増す中、中小企業の雇用動向や中小企業で働く人材の現状を示すとともに、中
小企業を支える人材の確保・育成に向けた課題を分析。
① 中小企業全体の雇用過剰感が高まっているが、引き続き不足感のある中小企業もあり、雇用のミス
マッチが生じている。
②中小企業で働く正社員は、非正規労働者からの中途採用や、異業種からの転職者も多い。厳しい雇
用情勢を踏まえ、人員が不足している一部の中小企業へ人材の橋渡しを行うことが重要。
③中小企業の労働条件についてみると、中小企業の正社員の一部は大企業の平均賃金を上回る賃金
水準となっており、また、大企業と中小企業で仕事のやりがいにはほとんど差がない。
経営者と従業員のコミュニケーションを高めること等により、中小企業の従業員の意欲と能力を高めていくこと
が重要。







[本]中小企業庁のホームページより
「中小企業白書2009 年版の概要」strong>http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h21/h21_1/Hakusyo_gaiyo_web.pdf 「中小企業白書(2009年版)全文」 http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h21/h21_1/h21_pdf_mokuji.html 「付属統計資料」strong>http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h21/h21_1/Hakusyo_fuzokutokei_web.pdf 愛知県1,613,872 66.7 386,840 16.0 806,418 33.3 2,420,290 100.0
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