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日本企業はなぜ中国に行ったのか・・・・・・ [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

多くの企業で中国進出が現実的なテーマになったのは、今から10~5年前位からでしょうか

当時、中国進出を検討なさっていた企業経営者の多くは、「人件費が安いから」と、どなたもおっしゃったものです
あるセミナーで、「現在の人件費も把握しないで、安易に中国に進出するのはおかしい」と指摘なさっていた先生もいらっしゃいましたが。。。。。。

当時、
①不透明な政治・政策運営
②債権回収の困難さ
③人材難
④品質の悪さ
⑤信頼感の欠如
等々のリスクを指摘するセミナーも数多くありました

さて、現在はいかがなものなのでしょうか
中国の
①経済急成長
②巨大な消費マーケット
③人材・技術力の向上
等々から
あらゆる点で、欧米や日本を凌駕する勢いです
日本企業も生産拠点を中国シフトに代えてしまい、いわゆる日本産業の空洞化すら起きてしまっています

こんな現状を見て、
①日本は、法人税が高く、企業の社会保険負担も高い
②規制が厳しい
というようなことを指摘なさる著名なエコノミストの方も増えてきました

1.法人税・社会保険料負担問題について
①消費税とのトレードオフ関係にあり、欧米諸国と比べると消費税が安い
②国税庁の資料では、赤字企業の割合が70%強であり、税金を払う以前に儲かっていないのではないのか

2.規制が厳しいからこそ、品質が維持され かつ 極端な格差生まれないよう保たれている
・・・・規制そのものが、国際競争力を減じるものではない

3.海に囲まれかつ山がちで狭い国土 及び 資源が少ない日本が生き延びていく方策は何か
①有力エコノミストの話を聞くたびに思うのは、いわゆる「いいとこどり」ではないのか
②日本にあった経済政策はいかにあるべきかが語られず、短絡的すぎる
③為替や資源価格などの変動要因をいかに考えるのか疑問
・・・今は円高なので課題が埋没している可能性がある
④明らかに消費マーケットは変化している 販売マーケットは日本だけではないし、また、日本以外の方が大きいが競争も激しい

等々を合わせ考えると、著名なエコノミストのみなさんの発言の中には、昨今の国際競争力の低迷ぶりを語るには、あまりにも短絡的な検討が多いような気がします
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