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ヘリコプターはどんな思いで救助に向かったのか。。。。 [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

私事で恐縮ですが、小生が初めてアメリカに旅行する時のことでした
父より「危ないので行くな!」と大反対を受けてしまいました
親バカなのでしょう、息子を治安の悪い(と信じて疑わない)アメリカに行かせることへの危険を心配してのことでした

一昨日の25日(日)に、埼玉山中で山岳遭難者の救助活動を行っていたヘリコプターが墜落し、救助に当たっていらっしゃった5人の方々がお亡くなりになってしまいました

お亡くなりになった皆さんは30代~50代の働き盛りの皆さんです
ご遺族のみなさんの悲しみを思うとやりきれなくなってしまいます

さて、この事故のマスコミの報道ぶりを見ていると、
「バリバリと異常音がした」「バタバタと聞いたことのない異音がした」という言葉に代表されるように、墜落した原因究明の報道が中心です

こんな風にお話しするのは不謹慎なのでしょうか?
小生には、この事故が残念でなりません
登山はあまりやったことがないので余計にそう思います

1.登山には事故の可能性はつきものだとは思いますが、今回の事故は失ったものが大きすぎるような気がします

乱暴な議論だとは思いますが。。。。

①登山は、気象条件や地形条件等々危険がつきもののはずです 登山者の皆さんはそれなりのリスクを覚悟して登山されたのではなかったのでしょうか?

②たとえば、「事故にあっても無理をして助けなくてもいい」的な誓約書等々を書くような仕組みはなかったのでしょうか?
リスクを考えたらそれくらいの覚悟も必要です

2.「あれは登山ではなくハイキングだった」とでもおっしゃるのでしょうか?

①もしハイキングレベルで滑落なさったのなら、ハイキング道の整備状況によっては、山道の管理者の管理責任が追及されてしまいます

3.もし滑落した人が複数(たとえば10人)だったらどうなっていたのでしょうか?

①「無謀だ!」という非難がわきあがるのでしょうか
②「登山道の管理が悪い」という議論になるのでしょうか

4.なぜ、直接、滝壺での救助をなさったのでしょうか

①少し離れた広そうな場所にヘリを着陸させて救助に向かう方法はなかったのでしょうか?

②ホバリングしやすい場所を選ぶことはできなかったのでしょうか?

※「特に強風下での救難活動や、高度が高い山岳地などでのホバリングは、高度な操縦技量が要求される」とものの本にはでていました

冬山での遭難や、こういった夏山登山での二次的な事故のことを考えるとなぜか苛立ってしまうのは小生だけでしょうか

登山での事故は、自然災害だけが原因ではないはずです
登山は
①計画を立てて
②十分な準備をして
③体力を鍛えて
行うスポーツとかレクレーションなのではないでしょうか



登山をされていたグループは有名な山岳会のメンバーで、その会の目的は

「健康で文化的な活動としての登山・ハイキングを普及し、向上をはかることです。 具体的には、加盟団体相互の交流、遭難の防止、技術の向上、自然の保護、広範な登山要求にこたえる活動などです。」

ということのようです
今回の事故を教訓にした、登山の普及・向上に努めていただきたいものです


ご遺族の悲しみを思わずにはいられません
事故でお亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます

[本]
この記事を書き終えて、インターネットで検索してみました

あるサイトに寄せられたご意見をご紹介しておきましょう
いろんな見方やご意見があるものだと改めて思いました

企業経営では「リスク管理」と言う視点も大きなポイントです
そういう側面からのご検討も一つの見方です
何事にもリスクはつきものです だからこそリスクを軽減したいものです

Aさん

今回のヘリの墜落事故についてなんですが登山者側を非難するのは何故ですか?
理解出来ません。
あと何故自分が迷惑を被ったわけではないのに他人に「人に迷惑をかけるな」と怒る人がいるのですか?

Bさん

どう考えても登山者が非難されるのは当然ですよ。

登山者はプライベート(遊び)で登山していた。
しかし、亡くなった隊員は登山者を救助するために犠牲になった。(他人のために)

遭難しなければ、救助に行くこともなかったし、死ぬこともなかった。

Cさん

何故、命がけで救助する人達が存在し、社会の一部として機能しているのか、それすらも理解しようとしていないのかも知れませんね。
「迷惑=悪」という、極めて単純な回答しか持ち合わせていないのでしょう。
どのようなものにも多面性があるのに・・・。

Dさん

そもそもその登山者を必死で救助しようとした隊員さん達に失礼極まりないです。きっと考えが幼稚なのでしょう。

Eさん

もし、あなたの一番大切な人が、人を助けるために命落としても何とも思わないですか?
もし、あなたが「こういうことで命落としたのだったら仕方ない、立派だった。」と自信を持って言えるなら 何も言わない。

Fさん (消防士の方)

私も今回の事故に関する一般の方の声に、やるせないモノを感じています。

同業者として思うのは『彼らは決して要救助者を悪く思ってはいない』という事。
亡くなった今でも、間違いなく『恨み』のような負の感情は持っていません。

『計画・装備・体力・判断』
そういった事が充分であったか、検証は必要と思います。
検証の結果、何かしら不備があったのであれば、ペナルティが課せられる必要もあるでしょう。

が、それはあくまでも『事後』の話です。
『その時』『その人が』困っていた(生命の危機にあった)のは、間違いのない事実であり、その危機を放っておくなんてこの仕事にある者は考えませんし考えてはいけない事です。

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