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来年、力を入れたいビジネスの勘どころ [裏づけのない経営学]

最近、ちょっと聞かなくなったのものに

1.選択と集中
2.ビジネスモデル

という言葉がありませんか
・・・・・・そう思うのは小生だけかもしれませんが。。。。

ところで、年末です
来年に向けて、どんなビジネス展開をするか、考えてみませんか?

ポイントは

A:「あったら便利なビジネス」なのか

B:「なかったら困るビジネス」なのか

みなさんのビジネスをチェックしてみてください

少し具体的に説明しましょう

A:「あったら便利なビジネス」 と言うのは、

たとえば、「自転車」を売る商売のようなものです
あれば便利だけど、なくても困らないものです

だから、価格もどんどん下がってしまい 1台が10,000円くらいで買えるような価格になってしまいました
値段が上がったら、今までの古い自転車に乗るか、買わないで済ますか 消費者は選択してしまいます
要は「あればいい」程度の品物ですから、値段が下がってしまうのです


自転車にも数十万円もするものがあるようですが
そんな自転車を買う人にとっては、自転車は「なかったら困るもの」になっているのです
サイクルスポーツを楽しむ人なら、10,000円程度の自転車では納得してもらえないのでしょう

B:「なかったら困るビジネス」 と言うのは、
たとえば「靴屋」さんが典型的です

私たちは、靴を履かずに生活することはほとんどなくなりました
ですから、靴は必需品です
しかも「あればいい」と言う商品でもありません

①はき心地がいい
②靴ずれがしない
③不用意に脱げない
④姿勢が崩れない
⑤外反母趾にならない
等々、本来なら慎重に選んで買う品物です

にもかかわらず、ここのところ「安ければいい」的に売られてきました
「なかったら困る」ほど重要なものですから、売り方次第では、もっともっと「いいものを高い値段で売る」ことができるはずです

いいものは、商品寿命ひいてはブランド寿命は長くなります

あったらいい程度のものは、爆発的な人気を得たとしても、そうこうするうちに飽きられてしまいます

最近「こども店長」のCMが新鮮ではなくなりました
もし、トヨタが「安全性能を全面に出して」CMを流したら、新しい車が欲しくなる人が出現するかもしれません

「安い」をキーワードにしたビジネスは、盛り上がりますがそのうち飽きられてしまいます
「安全」をキーワードにしたビジネスなら、根強いファンがついてくれます

「太く短い」ビジネスを繰り返すのか
「いいものを長く」と言うビジネスを核に安定経営を目指すのか
そこが来年のビジネスの分岐点かもしれません

ただ、「いいものを長く売る」と言うのは、想像以上にたいへんです
安定したビジネスを続けるなんて、口で言うほどたやすいものでもありません

「命に繋がるビジネス」こそがいつの世にも生きながらえて行きます

年末年始は、皆様のビジネスが、どんなところで命に繋がっているのか考えてみませんか?
そこが発見できたら、来年注力するビジネスが見えてくるかもしれません












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