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スマートフォンは万能か? そして必要なのか。。。。 [無駄の効用かやっぱり無駄か]

昨日(2011年7月17日)の日経新聞の社説で、「スマートフォンを上手に使おう」と提案している。

少し驚きです。
①天下の日経新聞の社説に書くほどのことなのか?
②どういう人がこの社説を書いたのだろう?
③この人は本当にスマートフォンを使っているのだろうか?
などと、素朴な疑問も湧いてきてしまいます。

内容的にもなんだか変です。
一体何が言いたいのやら。。。。。。

CIMG0149.JPG

安全対策の話もさることながら、
1.「ノートパソコンは置き忘れが増えたのを受け、多くの企業が持ち出しを禁止した。スマートフォンは屋外での利用を禁ずるのは本末転倒である、入念な安全対策が必要だ。」

って、いったいどういうことなのでしょうか?
スマートフォンのほうが、置き忘れや紛失はもっともっと増えるはずです

個人情報の紛失ということの怖さや影響をおわかりになっていないようです


2.クラウドとスマートフォンを使えば常に最新情報を持ち歩け、遠隔操作で情報を管理できる。

って、それほど重要なことなのでしょうか?
そもそも「最新情報」の意義がよくわかりません

「最新情報」と「重要情報」の区別がついていらっしゃらないような気がします。

クラウドとスマートフォンを持ち歩いてなければ「不便だ!」とか「仕事にならない」というような方々が、一体どのくらい日本にいらっしゃるのでしょうか!


3.東日本大震災での反省から、薬の処方箋をスマートフォンに登録しておく試みも始まった。

って、バカじゃないかという気がします。

理由は、
①スマートフォンを紛失したら、それこそ不安になってしまう。
・・・・・それを言うなら、「国民総背番号をつくって、国のクラウドに登録」しておけばいいのではないのか


②スマートフォンのような携帯端末も
・水に濡れたら使用ができない
・電池がなければ使えない
・持ってなければ使えない
・年寄りや指の大きなものには使いにくい

という欠陥もあります。

CIMG0152.JPG

そんなことよりも、もっともっとやらなければいけないこともあるはずです。
①スマートフォンよりも、WIMAXのような高速モバイルインターネット環境の整備(特にエリアの拡大)のほうが重要なような気がします。

②災害時等は携帯端末よりも、ラジオとか地域の有線放送のようなアナログネットワークの応用のほうが有益な気がします。

・・・・・2011年3月11日の東日本大震災の起きた夜、歩いて帰宅する人たちのすがたを覚えていらっしゃいますか?

街ゆく人たちの中には、前も見ずに携帯の画面とにらめっこ状態で歩いている人がかなりいました。
(特に若者)
通信が混乱している中、どれだけ重要な情報を得ていたのでしょうか!?
この大群が、大変邪魔になりました。

もし、東京に津波が襲っていたり、大火事になったり爆発事故が起きていたら、あの携帯電話なんて、役に立たなかったのではないでしょうか?


社説は、「これからは新しい通信技術を上手に安全に使う方策を社会全体で考えて行く必要がある」と結んでいますが、
その前に、「社会全体で求められている(必要とされている)情報伝達手段は何だろうか?」と考えてほしいものです。



※2012年10月14日 追記

今朝の日本経済新聞の社説は「スマートフォン使いやすい通信環境を」と題して論じてあります。

小生はスマートフォンを使っていないので、その便利さがよくわかりませんが、
それほど必要なものなのでしょうか?

仕事の上では、使いたくない代物です。

そして何より、利用ルールが確立してないという大きな課題があります。
便利だというだけで、ビジネスユースに活用することがいいことなのかどうか。。。。。!

「駅のホームで携帯による事故が多発している」という問題も深刻化しているというのに。。。。


機能ばかり議論するのではなく、「使い方」「マナー」も論じていただきたいものです。

そのうち、「スマートフォンで情報流出」という日も来るのではないでしょうか。。。


※NHK 「クローズアップ現代」(2011年10月6日)でも「“ケータイ事故” 駅のホームでいま何が」と題して放映されたようです。





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