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台風の日、帰宅はどうしましたか?・・・・・サラリーマンの帰宅模様 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

台風被害お見舞い申し上げます。


小生も、今回(9月21日)の台風15号では帰宅難民となってしまいました。
小生の場合は、「台風が通り過ぎるまで待とう!」とのスタンスで、オフィスで仕事をしていました。

オフィスを出たのが、21時10分。
インターネットで電車が動き出したというのを確認して、オフィスを出たのです。

ホームもいつもくらいの人混み、ただ、地べたに座り込んでお酒を飲んでいた人もいましたから、さっきまではずいぶんな人混みだったのでしょう。

そうこうするうち電車がやってきました。
いつも程度の込み具合です。
ところが、電車が、なかなか動きだしません。
車内アナウンスでは、各駅に電車が止まっており、それぞれが動き出すのを待っているとのこと。
どうやら、ある駅のホームで人があふれ、電車が出発できない状況になっているとのことです。

・・・・・・想定されたことなのに、その駅はきっと油断なさったのでしょう。(気が回らなかったのでしょうね)

30分ほどこの状況が続き、帰宅したのは22時20分ごろでした。
ちょうど地震が起きた頃でした。いつもより少し時間がかかった程度で済みました。しかも途中駅で座って帰りました。


1.さてさて、わがオフィスの状況です。

お昼過ぎに、総務部長から、台風接近のため「帰宅の準備を!」とのお触れが・・・・・
中には15時ごろに帰宅してしまった人もいるようです。
そして、16時には、ほぼ全員が帰宅してしまいました。

①総務担当幹部が率先です。

※彼は、東日本大震災の時もいの一番に帰宅。先日話を聞いたら「いかに帰宅したか」の自慢話と「また地震があったら、ともることもなくまた早く帰りたい」とのこと。

沈没しそうな船から、いの一番に脱出を試みるタイプです。
大王製紙じゃないですが、こんな人を幹部にしておいていいものか。。。。。


②女子社員

お触れが出てから、そわそわが続き落ち着きがありません。
「浮足立っている」様子です。

この落ち着かない部下の女子社員(複数)は16時ごろに帰宅させました。
台風に向かって帰るようなものですが、笑顔です。ほっとした表情です。
普段履きのハイヒールだそうですが・・・・・

翌日、状況を聞きましたが、帰宅時間は小生より遅かったようです。


③東日本大震災の日にオフィスの泊まった女子社員(彼女の自宅は千葉)

やはり16時ごろ退社。
でも、最寄り駅を21時ごろの電車に乗り帰宅。いつも並みの所要時間で帰宅。
話を聞けば、「オフィスの近くで、ゆっくり晩御飯を食べていた」とのこと。
賢明です。


④横浜まで出張していた女子社員(彼女の自宅は松戸)

どこにいても帰れないことが分かった(台風に向かって帰宅する)ので、やむを得ないと判断。横浜駅で時間潰し。
ただ、「携帯がつながらず、家族からブーイングはあったけど、それがどうした」状態。

落ち着きと開き直りです。


2.わが友人(先輩) (霞が関出身、天下り幹部)

暇なので、彼の携帯に電話をしたら、今歩いているとのこと。
タクシーを拾おうと思ったけど、渋滞で動かない。

小生が、鉄道の状況を伝えたら、あきらめ声。
※オフィスに電話したところ、みんな仕事をしながら待機しており、「俺もオフィスの帰ろうかと思う」とのこと。

酒好きの彼のこと、少しお酒が入っているようでした。
「近くのコーヒーショップでお茶でも飲んで時間を潰すのがベター」と小生もアドバイス。

※電車の状況を伝えるため再度電話したら、「きれいなおねーさんと同席になりなかなか楽しい」との回答。


3.翌日のオフィスでは、皆さんの武勇伝が聞こえてきました。
馬鹿みたいです。


時は、2011年9月20日、「内閣府と東京都は、首都直下地震に備え、行政と民間が連携して帰宅困難者対策に取り組む協議会を設置し、20日に初めての会合が開かれた。」(日テレ)とのことです。

その席上、東京・猪瀬副知事は、全てを行政で行うのは無理があるとして、帰宅困難者に提供する水や食料などの備蓄については、民間企業の協力も得て準備したいとの考えを明らかにした。(日テレ)

協議会は東日本大震災で首都圏の鉄道が運転を見合わせ、多くの帰宅困難者が発生したことを踏まえ設置した。この日は、地震後のむやみな徒歩帰宅の自粛の周知や食料の備蓄など、関係機関で実行可能な取り組みは中間報告を待たずに進める方針を確認した。(asahi com)

今回の台風の東京直撃にあたっては、
①「12時ごろには帰宅指示をした」という企業もあり
②「居酒屋へ行って時間を潰した」というサラリーマンあり
とそれなりに文化も変わってきました。


それにしてもわがオフィス
二次災害に巻き込まれるリスクを考えず中途半端な帰宅指示
②食糧品や防災グッズの備蓄倉庫は相変わらず施錠されたまま
③こんな時こそできる仕事もあるはず


特に、
①千葉方面へ向かう橋が落ちるリスク
②地下鉄に浸水するリスク(水門が閉められたら、電車は孤立します)
③混雑の中で気分が悪くなるリスク(疲れ、冷え、人混み酔い、トイレ等々)
④マンホール等々に落ちる、空からものが落ちてくるリスク
⑤行方不明リスク(災害の時は連絡が取れなくなるリスク)
等々、様々なリスクが想定されます(想定されないリスクもあるかもしれません)。


昨日(2011年9月22日)、石原都知事がまた賢明な発言をなさいました。

石原知事は「台風の場合は過ぎれば交通機関も復活する可能性は十分ある。無理して帰宅せず自分の職場に留まることも大事だ」とし、「災害に備え企業も備蓄しておくべきだ。法律で決めるわけにはいかないため、条例で促す措置をとった方がいい」と述べた。(産経ニュース)



極論をベースに、現実的な対応を踏まえた議論と対策と行動が望まれます。



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