「がれき」の話 (河野太郎議員のホームページがよくわかる) [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]
週末のニュース番組では、「がれき」の話が採り上げられていました。
中には、福島県南相馬市のように、「被災地域ながら近隣のがれきを受け入れたいが政府が認めてくれない(受け入れを想定していない)」ということもあるようです。
そんな中、ふと「河野太郎衆議院議員」のホームページにがれきシリーズを見つけました。
彼は、3月23日にも現地を訪問し、がれきの状況を確認されてきたようです。
彼の話は読むと、がれき問題がよくわかります。
宮古市を視察されたようですが、
1.雇用問題について
①震災がれきの二次仮置き場では、従事している約200人のうち地元の雇用は約170人。罹災証明書を持っているのは約20%。
②主な業務は重機のオペレータと選別工だが、重機のオペレータは資格も必要。
③がれきを選別する業務は、建設業界などを経験したことがない人が多く、ほとんどが一年契約。
④がれきの選別は、コンベヤに載ってくるがれきを毎日八時間、選別する。なかなか雇用しても続かないそうだ。
⑤広域処理するがれきも、選別までは地元で行うので、ここまでの雇用には広域処理も地元処理も影響はない。
⑥広域処理をやめて地元で処理することにして増える雇用は理論的には、焼却炉の運用と破砕オペレータで数名ずつ。
⑦地元で十年でも二十年でも時間をかけて処理すればいい、地元処理ならば雇用が増えるというのは、机上の空論。
2.がれきの早期処理が必要な理由
①がれきは時間が経つと劣化する。
②可燃物は、水分や塩分を含むようになったり、腐敗、発酵が進むと焼却には適さなくなり、コストはかかるが重油を足して燃やすか、さらにひどければ埋めるしかなくなる。
③処理をしていないヘドロのようになったがれきを埋めれば汚染のおそれがあるし、処理場の容量は限られているので、そう簡単に埋めるわけにはいかない。
④再利用できる角材なども二、三年以上経過するとリサイクルには適さなくなる。
⑤発酵熱による自然発火が昨年、数週間も続き、また、害虫の発生や悪臭もある。
⑥がれきの仮置き場になっているところは貴重な場所。宮古では、港湾施設と運動公園、野球場ががれきの仮置き場になっている。 処理が終わらなければ、こうした場所を利用することができない。
3.放射能などの有害物質について
①放射能はもとより、粉塵、アスベスト、有毒ガス、水質汚濁などの検査は地元できちんと行われているが、規制値を大きく下回っている。
②アスベストをはじめ有害物質がついてくると言う人がいるが、がれきは手で選別までしているので、言われなくとも現場ではきちんと調査して、安全を確認をしている。
ということでした。
がれきの早期処理の理由が、少し論理的に理解できたような気がしました。
ただ、
①なぜ広域処理が必要なのか?
②どう処理するのがいいのか?
という点は、今一つ理解ができませんでした。
かれは、3月23日の記事の中で、
「がれきを広域処理するか地元処理にするか、被災地抜きに東京で議論しても意味はない。」
と結んでいますが、
みんなが現地を訪ねるわけにはいかないからこそ、行政、マスコミ等々が、もう少し丁寧にアナウンスしていくことが求められるんではないでしょうか。。。。
「がれきが劣化する」ということと、「がれきの早期処理のための広域処理」というのが今一つ結びつかないのです。
災害や震災は、「忘れたことにやってくる」といわれており、また、「明日は我が身」でもありますが、だからこそ、拙速を避け丁寧に対応することが必要なんじゃないでしょうか?
これだけの大災害です。長期的なビジョンもほしいものです。
テレビの番組の多くが、「たいへんだ!」に力が入りすぎているような気がしてならないのです。
そんな風に考えるのは不謹慎なのでしょうか?
中には、福島県南相馬市のように、「被災地域ながら近隣のがれきを受け入れたいが政府が認めてくれない(受け入れを想定していない)」ということもあるようです。
そんな中、ふと「河野太郎衆議院議員」のホームページにがれきシリーズを見つけました。
彼は、3月23日にも現地を訪問し、がれきの状況を確認されてきたようです。
彼の話は読むと、がれき問題がよくわかります。
宮古市を視察されたようですが、
1.雇用問題について
①震災がれきの二次仮置き場では、従事している約200人のうち地元の雇用は約170人。罹災証明書を持っているのは約20%。
②主な業務は重機のオペレータと選別工だが、重機のオペレータは資格も必要。
③がれきを選別する業務は、建設業界などを経験したことがない人が多く、ほとんどが一年契約。
④がれきの選別は、コンベヤに載ってくるがれきを毎日八時間、選別する。なかなか雇用しても続かないそうだ。
⑤広域処理するがれきも、選別までは地元で行うので、ここまでの雇用には広域処理も地元処理も影響はない。
⑥広域処理をやめて地元で処理することにして増える雇用は理論的には、焼却炉の運用と破砕オペレータで数名ずつ。
⑦地元で十年でも二十年でも時間をかけて処理すればいい、地元処理ならば雇用が増えるというのは、机上の空論。
2.がれきの早期処理が必要な理由
①がれきは時間が経つと劣化する。
②可燃物は、水分や塩分を含むようになったり、腐敗、発酵が進むと焼却には適さなくなり、コストはかかるが重油を足して燃やすか、さらにひどければ埋めるしかなくなる。
③処理をしていないヘドロのようになったがれきを埋めれば汚染のおそれがあるし、処理場の容量は限られているので、そう簡単に埋めるわけにはいかない。
④再利用できる角材なども二、三年以上経過するとリサイクルには適さなくなる。
⑤発酵熱による自然発火が昨年、数週間も続き、また、害虫の発生や悪臭もある。
⑥がれきの仮置き場になっているところは貴重な場所。宮古では、港湾施設と運動公園、野球場ががれきの仮置き場になっている。 処理が終わらなければ、こうした場所を利用することができない。
3.放射能などの有害物質について
①放射能はもとより、粉塵、アスベスト、有毒ガス、水質汚濁などの検査は地元できちんと行われているが、規制値を大きく下回っている。
②アスベストをはじめ有害物質がついてくると言う人がいるが、がれきは手で選別までしているので、言われなくとも現場ではきちんと調査して、安全を確認をしている。
ということでした。
がれきの早期処理の理由が、少し論理的に理解できたような気がしました。
ただ、
①なぜ広域処理が必要なのか?
②どう処理するのがいいのか?
という点は、今一つ理解ができませんでした。
かれは、3月23日の記事の中で、
「がれきを広域処理するか地元処理にするか、被災地抜きに東京で議論しても意味はない。」
と結んでいますが、
みんなが現地を訪ねるわけにはいかないからこそ、行政、マスコミ等々が、もう少し丁寧にアナウンスしていくことが求められるんではないでしょうか。。。。
「がれきが劣化する」ということと、「がれきの早期処理のための広域処理」というのが今一つ結びつかないのです。
災害や震災は、「忘れたことにやってくる」といわれており、また、「明日は我が身」でもありますが、だからこそ、拙速を避け丁寧に対応することが必要なんじゃないでしょうか?
これだけの大災害です。長期的なビジョンもほしいものです。
テレビの番組の多くが、「たいへんだ!」に力が入りすぎているような気がしてならないのです。
そんな風に考えるのは不謹慎なのでしょうか?
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