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猪瀬知事の「標準時間2時間早める政策提案」について [鈍感日本人への警鐘]

最近は、早寝して早起きすることが増えました。

朝4時、東京では外も白み始め、新緑の香りがとても心地よくすがすがしい季節になりました。


ところで、昨夜(2013.5.22)の夜9時のNHKニュースには驚かされました。

昨日開かれた政府の「産業競争力会議」の席上、招かれた猪瀬東京都知事は、

日本の標準時間を、今より2時間早めて、東京を世界の主要都市で「最も早く開く市場」にすべきだ

との提案を行ったとのことです。

ご提案された事情は、

シンガポールや香港に拠点を移した国際的な金融機関を東京に呼び戻し、東京をアジアの金融の中心地にすることを目的に、日本の標準時間を、今より2時間早めて、東京を世界の主要都市で「最も早く開く市場」にすべき

というところにあるようです。

マネーに詳しい方の解説では、アメリカで取引が終わった後、翌日のマーケットが開くまで2時間の間が空いているので、日本がその隙間を埋めることができたら、取引の流れが円滑になり、標準時間を2時間早めることで世界の一日のお金の流れが日本から始まり、アジアの金融センターとしての地位が高まると歓迎ムードです。


大胆な提案といえば提案ですが、

1.シンガポールや香港に拠点を移した国際的な金融機関は時間だけの問題で日本に戻ってくるのか

2.もし時間のウエイトが大きいのだとすれば、「金融取引だけ2時間早く仕事を始めればいい」だけのことではないのか!

3.人間と自然との摂理をその程度のことで変えていただきたくない!

4.その他些末な意見としては、

冬はどうするのか
明るいうちに会社が終業になることにメリットは本当にあるのか

サマータイムの議論ですらいつも立ち消えになる日本です。
違和感がありすぎです


日本をよくするための改革のための提案かとは思いますが、「カジノ構想」といい、そういうことと引き換えに日本が失っていくことはないのか?という検証もよくわかりません。

確実に省エネになる。大事なのは発想だ。」ともおっしゃっているようですが、わくわくしてきません


それで日本はよくなりますか?
そんなことで日本人は幸せになりますか


せめて、そういう未来小説でも書いてみてください。








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