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「改革」よりも「改善」 [無駄の効用かやっぱり無駄か]

参議院選挙が終わった翌日(2013.7.22)、昨日の新聞(朝刊)を見て少し笑ってしまったことがあります。

経済団体の重鎮の皆さんなどのコメントのなかに、

「改革」「規制改革」「農業改革」等々、「改革」という言葉が数多く見られました。


小泉内閣の「構造改革」以降、この「改革」という言葉が、何かといえばよく使われるようになりました。

「享保の改革」「寛政の改革」「天保の改革」などと日本史の教科書で見かけて以来、あまり目にしなかった言葉が、10数年の長きにわたりよく使われるようになりました。


辞書的には「従来の制度などを改めてよりよいものにすること」という意味合いのようですが、どうも力が入りすぎているような気がします。

「何が悪くて変えるのか?」ということがよくわからないまま、「改革」という言葉が一人歩きしかねない様子です。


日本にはいい言葉があります。
そう「改善」です。

①現在悪いこと(不都合なこと)
②将来において悪いこと(不都合なこと)

を明確にして、「良くなる」という処方箋と処置がほしいものです


「診断結果は出ているのにあんたが知らないだけだよ!」と叱られそうですが、もっと丁寧に何度も教えてほしいものです。

「病気でもないのに、治療しなくちゃ」ということはないと思いますが、人の気持ちは「悪いとは知りつつ。。。。。」というのもありがちなことなのです。


西河克己記念館①.JPG






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