猪瀬知事の「借用証」

猪瀬知事が、今日（2013.11.26）、いわゆる「借用証」を公開されました。


不思議なことがいっぱいです。

１．なぜ、「借用証」を公開したのですか？

今までのインタビューの中でも、お金の受け渡しの場所のことはしどろもどろでした。

いわゆる「しらばっくれた」ままでよかったのではないでしょうか。。。。

球の出し方が速すぎです。


２．どうして振り込みにしなかったのですか？

まぁ、ありえないとは思いますが、「借入金」と強調するなら銀行振り込みにして「表に出しておく」ほうが賢明だったのです。


３．返済方法の定めはなかったのですか？

この低金利下ですから、金利の定めはそれほど重要でもないでしょう。

ただ、借り入れの場合は、

①返済期限：いつ返すのか？
②返済方法：どのように返すのか？

という定めが必要です。


道路公団の民営化や東京電力の杜撰な経営ぶりに鋭くメスを入れた方なのですから、これぐらいの「つめ」はやっておかなければいけませんでした。


そういえば「借用証」には、収入印紙も必要です。
5,000万円の金銭消費貸借契約なので、2万円の収入印紙が必要だったはずです。

ゆめ、「脱税」で捕まることのないようにしてください。



本当のことを言うと、猪瀬知事は借入の現場にいらっしゃらなかったのではないでしょうか？

彼の戸惑いの顔を見るのが忍びなく思えてきます。


「少し気が小さいけど、まじめでいい人なんだなぁ」と思ってしまいました。

そして、気の利く参謀（番頭さん）がいない様子です。