保険の見直しと入り方(医療保険②:保険料のチェック) [保険の話]
テレビのCMやネットのスポンサードリンクや新聞広告を見ていると、
「医療保険にも入らなければ。。。。」とか
「医療保険もずいぶん変わっているので見直さないと」
という気になってきてしまいます。
しかしなかなか行動には移せません。
特に、「今のままでも特に困っていない」あるいは「そうはいってもお金が。。。。」という考えが頭をよぎります。
生命保険のように「死んだら」とか損害保険のように「事故を起こしたら」「被害にあったら」という切迫感もなかなかわかないからです。
そこで少し考えてみましょう。
1.「医療保険」のポイントは、
①病気とか健康診断結果によっては入りにくい。
②若いほど保険料が安い(多くの医療保険は、入った時の保険料が死ぬまで(やめるまで)続きます)。
③病気は、50歳以降に増えてくる=ありがたみは遅れてやってくる。
ということがあります。
そう考えると、「保険料の安い若い時に生涯の医療保険料を固定しておく」というのが得策です。
2.何故入るの面倒くさいかというと、いろいろな特約を検討しようとするからです。
①入院給付
②手術給付
③先進医療給付
③がんなどの重大疾病の「診断給付金」
くらいに絞り込んでおけばいいのです。
3.そして、医療保険の給付金の基準は、入院日額(1日の入院に対していくらもらえるか)の倍数となっていますから、それを意識しながら、入院給付金を5,000円とか10,000円に設定しておけばいいのです。
これはあまり語られていませんが、保険屋さんや保険代理店の方に聞いてみると、この入院日額は5,000円以上1,000円刻みで自由に設定できたりします。
5,000円じゃ少ないけど、10,000円にすると保険料が高すぎるとお思いの方は、6,000円とか7,000円にはならないのかと相談してみてください。
新規で新しくはいる時は、この入院日額をいくらにするかで保険料が決まってきます。
4.すでに医療保険に入っている方が、見直しする時もこの考え方は参考になります。
今の保険をやめて新しく入るというのは、経済効率が悪くかつリスクが伴うことがあります。
そういう時には、
①いらない特約だけを解約する。
②何口になっているのか確認して、口数を減らす。
・・・・昔、会社で入ったという人の中には2~3口ぐらいの保険になっていることがあります。こういう時は2口を1口にすれば保険料は半額になります。
③入院日額を1,000円単位で減額する。
・・・・今の「医療保険」の入院日額が10,000円なら、保険会社によっては、7,000円とか5,000円とか1,000円単位で減額できることがあります。
減額すれば、全体的に小ぶりの保険にすることができます。
余裕があれば、減らした分を元手に新しい保険に入れば、意外といい保険になったりします。
5.見直しをすると「不経済」「リスクがある」かもしれないというのは、
新しく入る保険は、健康状態の告知(申告)が必要ですから、病気の人は入れないか、制限があったりします。
ということは、今までの保険を解約した後で入り直そうとすると、いわゆる「告知アウト」で無保険になってしまう可能性もあります。
新しい保険に入る時は、新しい保険が成立して(有効になって)から、その後で今までの保険を解約する必要があります。
となると、保険がダブってしまう状態になり、一時的には保険料も(今までの分と新しい分となり)増えてしまいます。
特に、「がん保険」は3か月の無保険期間がありますので、保険料的には不合理なことも起きてしまいます。
ですから、今までの保険を減額・減口しておいて新しい保険に入るというのも一つのやり方です。
6.保険は「入る時の年齢」で保険料が変わってきます。
・・・・年齢が高くなると「保険料も高くなる」というのが一般的です。
最近の医療保険は、入った時の保険料で終身(死ぬまで)変わらないというものが多いですから、定年後の生活費を意識しながら、無駄を承知で若い時に安い保険料を固定しておくことが得策です。
しかも、最初は基本的なものだけの保険に入っておき、「あとで特約として追加もできる」ということも確認しておけば、かなり安い保険を作ることもできます。
7.意外と迷うのが払い方です。
①保険料の払い方は「月払い」、「半年払い(6か月払い)」、「年払い」があるのが一般的です。
「半年払い」、「年払い」にすると割引がついたりしますから、割引の魅力で「年払い」等を選ばれる方も多いようですが、私は資金繰を考えるのなら「月払い」をお薦めします。
割引は効きませんが、クレジットカード払いにしておけばポイントがつきます。
サラリーマンを辞めた後で、この「資金繰」の意味がわかってきたりします。
②もう一つは、何歳まで保険料を払い続けるのかという点も検討しなければいけません。
「終身払い(死ぬまで払い続ける)」方法と「60歳払い済み」「65歳払い済み」というように、一定の年齢までで保険料を払い終わるやり方があります。
いわゆる「一定年齢払い済み」にすると、老後の保険料負担がない代わりに、若い時の保険料が高くなってしまいます。
まぁ、年金生活のように収入が少なくなった時の資金繰りを意識しながら決めればいいと思います。
私のお薦めは、終身払いです。
理由はというと、
①新しい特約を追加したり、特約を解約するときにやりやすい。
②一定年齢になったら、解約することも想定しておく。
・・・・相当程度年を取って、「寝たきり」になれば医療保険は不要かもしれない
からです。
今の活力あるサラリーマン生活で保険を決めてしまうと、病気になりやすい老後(老人になった時)にやっかいものになってしまったりすることがあります。
8.古い保険の中には、「終身保障」ではなく「70歳」とか「80歳」までというのがありますので、見直しの時は「保障は何歳まで続くのか」という点もチェックしておいてください。
よく「終身」と言いますが、
①保障が終身
②保険料の払い方が終身
と、保険屋さんは使い分けていますので気をつけてください。
9.今の若い人たちと比べ、一定年齢以上の方の中には、過剰保険の方もよくあるようです。
そういう点もチェックされるのがよろしいかと思います。
たかが保険、されど保険です。
「医療保険にも入らなければ。。。。」とか
「医療保険もずいぶん変わっているので見直さないと」
という気になってきてしまいます。
しかしなかなか行動には移せません。
特に、「今のままでも特に困っていない」あるいは「そうはいってもお金が。。。。」という考えが頭をよぎります。
生命保険のように「死んだら」とか損害保険のように「事故を起こしたら」「被害にあったら」という切迫感もなかなかわかないからです。
そこで少し考えてみましょう。
1.「医療保険」のポイントは、
①病気とか健康診断結果によっては入りにくい。
②若いほど保険料が安い(多くの医療保険は、入った時の保険料が死ぬまで(やめるまで)続きます)。
③病気は、50歳以降に増えてくる=ありがたみは遅れてやってくる。
ということがあります。
そう考えると、「保険料の安い若い時に生涯の医療保険料を固定しておく」というのが得策です。
2.何故入るの面倒くさいかというと、いろいろな特約を検討しようとするからです。
①入院給付
②手術給付
③先進医療給付
③がんなどの重大疾病の「診断給付金」
くらいに絞り込んでおけばいいのです。
3.そして、医療保険の給付金の基準は、入院日額(1日の入院に対していくらもらえるか)の倍数となっていますから、それを意識しながら、入院給付金を5,000円とか10,000円に設定しておけばいいのです。
これはあまり語られていませんが、保険屋さんや保険代理店の方に聞いてみると、この入院日額は5,000円以上1,000円刻みで自由に設定できたりします。
5,000円じゃ少ないけど、10,000円にすると保険料が高すぎるとお思いの方は、6,000円とか7,000円にはならないのかと相談してみてください。
新規で新しくはいる時は、この入院日額をいくらにするかで保険料が決まってきます。
4.すでに医療保険に入っている方が、見直しする時もこの考え方は参考になります。
今の保険をやめて新しく入るというのは、経済効率が悪くかつリスクが伴うことがあります。
そういう時には、
①いらない特約だけを解約する。
②何口になっているのか確認して、口数を減らす。
・・・・昔、会社で入ったという人の中には2~3口ぐらいの保険になっていることがあります。こういう時は2口を1口にすれば保険料は半額になります。
③入院日額を1,000円単位で減額する。
・・・・今の「医療保険」の入院日額が10,000円なら、保険会社によっては、7,000円とか5,000円とか1,000円単位で減額できることがあります。
減額すれば、全体的に小ぶりの保険にすることができます。
余裕があれば、減らした分を元手に新しい保険に入れば、意外といい保険になったりします。
5.見直しをすると「不経済」「リスクがある」かもしれないというのは、
新しく入る保険は、健康状態の告知(申告)が必要ですから、病気の人は入れないか、制限があったりします。
ということは、今までの保険を解約した後で入り直そうとすると、いわゆる「告知アウト」で無保険になってしまう可能性もあります。
新しい保険に入る時は、新しい保険が成立して(有効になって)から、その後で今までの保険を解約する必要があります。
となると、保険がダブってしまう状態になり、一時的には保険料も(今までの分と新しい分となり)増えてしまいます。
特に、「がん保険」は3か月の無保険期間がありますので、保険料的には不合理なことも起きてしまいます。
ですから、今までの保険を減額・減口しておいて新しい保険に入るというのも一つのやり方です。
6.保険は「入る時の年齢」で保険料が変わってきます。
・・・・年齢が高くなると「保険料も高くなる」というのが一般的です。
最近の医療保険は、入った時の保険料で終身(死ぬまで)変わらないというものが多いですから、定年後の生活費を意識しながら、無駄を承知で若い時に安い保険料を固定しておくことが得策です。
しかも、最初は基本的なものだけの保険に入っておき、「あとで特約として追加もできる」ということも確認しておけば、かなり安い保険を作ることもできます。
7.意外と迷うのが払い方です。
①保険料の払い方は「月払い」、「半年払い(6か月払い)」、「年払い」があるのが一般的です。
「半年払い」、「年払い」にすると割引がついたりしますから、割引の魅力で「年払い」等を選ばれる方も多いようですが、私は資金繰を考えるのなら「月払い」をお薦めします。
割引は効きませんが、クレジットカード払いにしておけばポイントがつきます。
サラリーマンを辞めた後で、この「資金繰」の意味がわかってきたりします。
②もう一つは、何歳まで保険料を払い続けるのかという点も検討しなければいけません。
「終身払い(死ぬまで払い続ける)」方法と「60歳払い済み」「65歳払い済み」というように、一定の年齢までで保険料を払い終わるやり方があります。
いわゆる「一定年齢払い済み」にすると、老後の保険料負担がない代わりに、若い時の保険料が高くなってしまいます。
まぁ、年金生活のように収入が少なくなった時の資金繰りを意識しながら決めればいいと思います。
私のお薦めは、終身払いです。
理由はというと、
①新しい特約を追加したり、特約を解約するときにやりやすい。
②一定年齢になったら、解約することも想定しておく。
・・・・相当程度年を取って、「寝たきり」になれば医療保険は不要かもしれない
からです。
今の活力あるサラリーマン生活で保険を決めてしまうと、病気になりやすい老後(老人になった時)にやっかいものになってしまったりすることがあります。
8.古い保険の中には、「終身保障」ではなく「70歳」とか「80歳」までというのがありますので、見直しの時は「保障は何歳まで続くのか」という点もチェックしておいてください。
よく「終身」と言いますが、
①保障が終身
②保険料の払い方が終身
と、保険屋さんは使い分けていますので気をつけてください。
9.今の若い人たちと比べ、一定年齢以上の方の中には、過剰保険の方もよくあるようです。
そういう点もチェックされるのがよろしいかと思います。
たかが保険、されど保険です。
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