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トラブルの裏には「杜撰」と「手抜き」と「油断」が隠れているのかも [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

最近の日本語には「想定外」という言葉があります。

あるいは「人生には三つの坂がある」などということも言われるようです。

つまり、「まさか!」ということもたしかにあるようです。


ここ数日のニュースを見ていると、「まさか」とか「想定外」と言い切っていいものなのか?というものも多いようです。

たとえば、

1.横浜地検川崎支部から容疑者が逃走

当事者の方から見れば、まさしく「まさか」かもしれませんが、ニュースが伝える限りでも「杜撰」とか「手抜き」という言葉が隠れているようです。

①容疑者と弁護士の接見に際し、部屋のドアは施錠していなかった。

②検察事務官と警察官が1人ずつ立ち会い、その後、事務官が所用で退室した。

③手錠を外していた。

④地検支部には逃走防止の設備を施した接見室で行っていた。
※日本全国でもこういうケースは大変多いとのこと。

・・・誰も改善しようという気にならなかったのでしょうか。。。。。



2.マルハニチログループの冷凍食品工場で「農薬」が混入した事件

①テレビで見る限りでは「厳重な生産管理体制」のようです。

②報じられる限りでは、工場内で混入した様子なので、どこかに「隘路」があったはずです。



3.JR有楽町駅付近の火事と新幹線ストップ事件

①超都会のど真ん中の古い商店の密集地帯では、いつか何かが起こってもおかしくない状況だったはず。

②通路にあった「水槽」付近が火元だと言われているようですが、今までの消防の点検等では注意がされなかったんでしょうか?

③リスクヘッジとしての「品川駅」での折り返し運転も機能しなかったようです。



4.川崎市内にある駅のエスカレーターが急停止した事件

①報道によれば「エスカレーターは急停止後、反対方向に動き出し、利用者が将棋倒しになって10人が病院に運ばれた」そうですが、首都圏の駅のラッシュ時では、いつあってもおかしくない事故だと思います。

②電車の中だって、急停車したら、たぶんけが人が出るでしょう。

エスカレーターも然り、電車内の立ち方などは無秩序なのです。



等々、最近のニュースを見ていると「ひょっとしたら。。。。」ということが実は隠れていたのかもしれません。


それぞれの事案を見たとき、ルールとかマニュアルとか慣行とかはどうなっていたかよくわかりませんが、後から考えれば、「杜撰」「手抜き」「油断という言葉が隠れているようです。



では、なぜ最近こういう事案が重なって報道されるのでしょうか。。。。。。?

1.ひょっとしたら、「たまたま」かもしれません。

2.皆さんの職場や仕事回りを見たときにそういうことは隠れていませんか。。。。。?

3.「昔も似たようなことはあったが、忘れているだけ」ということかもしれません。



ただ、時代や世代も変わり、いわゆる団塊の世代がリタイアまたは閑職化していったことも一つの原因かもしれません


彼らの特長は、

①便利・効率的になる過程を知っている。

※イノベーションの歴史とともに育ってきた人たちなので、便利さと危うさを確認しながら育ってきています、

②職場のなかでは「口やかましかった」。

※昨今はルールは厳しくなりましたが、「言わずもがな」のチェック機能が働いていました。

③ある意味「仕事のプロ」でした。


あるいは安定成長時代の産物かもしれません。


いいことなのか悪しき弊害なのかよくわかりませんが、微妙な「緩さ」を伴いながら世の中が変化しているということなのでしょうか。。。。。

さらなる「想定外」が起きなければいいのですが。。。。。



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