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JTB中部の「ウソから生まれた大事」…ありがちなことです。。その対策は? [仕事についてのエトセトラ]

ニュースによれば、JTB中部の若い社員が、「高校のバス遠足のバスを手配し忘れ、嘘の手紙を書いた」とか。。。。。

最近では、韓国のフェリーの話でこれでもかと言うほど嘘の言い訳がありましたから小さなウソに見えてしまいますが、お客様対応の中ではこういうことは起きがちなことでもあります。

その多くが、
①失念
②方法がわからない
③多忙のため手が回らなかった(時間切れ)
というような事情です。

後で聞けば、「要領が悪いやつ」とか「だれか代わりの人に頼めばよかったのに。。。。」というご意見をなさる方も必ずあるものです。

ただ、だれでも、「プライドを持って」あるいは「任されて」仕事をしていますからなかなか人に頼んだりできないものです。

このJTB中部の彼はどういう働きぶりだったのか存じませんが、気になるのは上司の存在です。

銀行でも時々ありました。
たとえば、
・ご融資の予定日までに決裁を取っていない。(稟議すら書いていない)
・融資枠の更新手続きを行っていないため枠内の融資ができない。
というようなことがかつては時々ありました。

どちらにしても、稟議決裁が必要ですから、その日が来た時には修復に大慌てです。
特に財務内容不芳な企業だったりすれば一筋縄ではいきません。

支店決裁なら「頭の一つでも下げれば、概ね何とかなります」が、本部決裁の場合は「支店長の減点項目です」。

こういう時に始末が悪いのは、「お客様に了解の連絡をしていることが多い」ということです。
また、企業の給与支払日とか手形決済日だったら倒産の引き金を引いてしまうことになってしまいます。

こういうことを防止するため、
銀行側では、
①上司による部下の仕事内容の把握及び進捗管理
②期日管理の徹底
③そのための夕礼・朝礼による徹底確認
を行っています。

お客様の側でも、「進捗状況の確認をなさる」のが通例です。
ただ、担当者だけに確認すると「今やっています」と「蕎麦屋の出前」のような回答もありますから注意してください。
そのためにも、資金のいる当日ではなく2~3日前に借り入れを行うことも必要です。

ただ、今回のJTB中部の件は少し不思議です
①バスだけの予約ならバス会社ダイレクトというやり方もある。
②バス以外の行程管理もお願いされているのなら、どこかの時点で、摺合せもなさっていたのではないかと思います。
・・・・まさか、まかせっきりだったなんてこともないでしょう。。。。

大型バス11台も使う大行事です。学校側ももう少し丁寧に進捗確認をなさったのでしょうか

それから、部下の方ばかりがクローズアップされていますが、企業内部では上司の責任も問われるのが一般的です

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