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「現金その場限り」 [銀行(員)と付き合う法]

銀行の中で徹底されることの中に、

現金その場限り

という言葉があります。


したがって、銀行の内部でも、お金が人手に渡るとき(ある担当者から別の担当者に渡るとき)は、「数えなおす」ということが再三行われています。


皆さんも、銀行の店頭で、

機械で数えますので見ていてください

とか

奥の機械で数えますからよろしいでしょうか

と言われたことがおありだと思います。

お金が「余ったり」「足りなかった」時は、プロセスを検証するからです
だれがどんなことをしたかという検証を必ずするのです。


私の銀行員生活の中で、お金が合わなかったことが何度かあります。
なかでも、お客様に「ご迷惑をかける」「不快な思いをさせてしまう」
というケースで一番多いのは、

よその銀行でおろしたお金を持ち込まれた時に時折あるのですが、帯封(※)されたお金が実は99枚しかなかったりするケースです

※100万円単位で紙の帯でくくられた札束

おそらくお客様は「銀行は間違うことはない」ということで、帯封を解いてまでお数えになることもないと思います。
しかし現実には、たまにあるのです。

ただ、原因はよくわかりません。

ですから、銀行の窓口では、「受け取ったらすぐにお金を数える」のです。

もし、足りなかった時は、「お客様」の責任なのです



最近、銀行の窓口でお金を出し入れする機会が何回かありました。

ある銀行では、私に見るように促し、目の前で、声を上げて数えてくれました

ある銀行では、「機械で数えたので間違いありません」とおっしゃいました。

かつて、「機械で数えたので。。。。」などと言う銀行はありませんでした



私は、お客様と払い出した銀行とでトラブルになった事例も何件か知っています。

また、お金を銀行員のように数えることができるお客様も少ないのも実情です



昔と違い、店頭客はずいぶん減りました。
もう少し丁寧に取り扱うことが銀行には必要ではないでしょうか。。。。

基本を大切に!


なお、銀行が「振込」や「振替」を薦める理由の一つに「取引経緯がよくわかる」ということがあります。
もし、銀行員やビジネスマンが現金での受け取りを薦める場合は、それなりに疑ってください

※「振り込め詐欺」が「現金受け渡し詐欺」に変わっているのもそういう事情があるのかもしれません。


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