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「原発なくせ!」という総論よりも、各論を具体的に訴えてほしい [みんなうすうす気づいている]

昨日は東日本大震災犠牲者の月命日でした。

そのせいかあるいは定期的になさっているのかよくわかりませんが、「原発なくせ!」という横断幕を持った人たちが駅前で演説をなさっていました。

が、足を止める人もなく、また話の主な趣旨もよくわからない雰囲気でした。

・・・・私もとおりかかっただけで、聞きはしませんでしたが。。。。。


もし「原発トラブル被害」を具体的に説明なさっていたら少しは受け止め方も違ったかもしれませんが、「なくせ!」が前面に来てしまうと、「またか」になってしまうこともあるようです。


ふと思ってしまいました。


東京で「福島原発」被害を痛感するのはやはり風評被害です。

「福島で採れた(獲れた)〇〇」と言われるとやはり躊躇う人も今なお多いのではないでしょうか。。。。


各地の「〇〇原発」の場合も、「避難」ということの次に来るのは、たぶん、

●〇〇の野菜やお米は。。。。。。

●〇〇沖の魚は。。。。。

ということが言われてしまうのではないでしょうか。。。。?


今、テレビのニュースでは「箱根の噴火(火山活動)」の話が毎日報じられていますが、現実的にはそれほど大きく実感できないのが実情です。

おそらく「大涌谷」周辺の限定的な被害ですし、東京には「灰」が飛んでくることがあるかもしれませんが、その程度の話だとの受け止め方です。

もし「富士山が噴火」したとしても、「あのきれいな富士山がなくなった」ショックが一番で、「東海道新幹線」「東名高速・中央高速」などで深刻な物流被害があるのでしょうが一時的被害で終息するのかもしれません。

※「東海道新幹線」「東名高速」「中央高速」及びその周辺の交通網がストップすると、それはそれで東京には大きな被害があります。


先日福島に行った時、地元の方がおっしゃっていたのは、

〇私たちのところは福島原発からは遠いのに「風評被害」を何とかしてほしい

〇原発避難地区の方は、「まさかこんなことになろうとは考えてもみなかった

〇避難所の高齢者の話し相手が不足している

政治家は何もしてくれない

と。。。。。


原発をなくす」必要性を浸透させるのなら、我が身に置き換えて「直接被害」「間接被害」「電力需給の状況」等々の具体的な話をもっともっとしていかないといけないのではないでしょうか。。。。。

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