マスコミ人よ!もっと論理的に話しませんか! [無駄の効用かやっぱり無駄か]
「第3次安倍改造内閣」がスタートした翌日(15.10.8)の読売新聞の第1面に面白い記事が出ていました。
「拝啓 安倍晋三様」
と題し「度量の広さを示せ」という橋本五郎特別編集委員のご意見です。
※橋本五郎氏は読売テレビ系の「ウェークアップ!ぷらす」(毎週土曜日8:00~9:25)でご意見番のようにご意見をなさっているあの方です。
記事の中で目に止まったのは、
1.家と同様政権も支えてくれる堅牢な柱が必要です。柱がたびたび代わるようでは安定しません。閣僚・自民党人事で留任が増えたのは当然と思います。
※この考え方には同感ですが、それなら、なぜ、「農林水産」「経済産業」「国土交通」「拉致問題」の重要閣僚は留任なさらなかったのでしょうか?
「産業振興」、「TPP」、「災害対策」、「拉致問題解決」という重要政策担当大臣も代えてはいけなかったのではないのか?という素朴な疑問もわいてきます。
2.9月の自民党総裁選挙での無投票当選について「政策論争がないのはよくない」という小学生のような議論がありました。政権の命運を懸けた安全保障関連法案がどうなるかわからない、このタイミングで現職総理に対抗するというなら、安保法案と、政権の看板政策である「アベノミクス」に反対でなければ筋が通りません。
※この部分だけ読むとなんだか意味がよくわかりません。
①政治家が政策論争をすることのどこが悪いのか?
②自民党は1枚岩なのだから「議論はない」「議論は不要」というのなら党首選は不要です。次にやる時は人気投票だけです。
3.安倍さんは山梨県鳴沢の別荘に行って、2日連続でゴルフをされました。国会内外で賛否が渦巻いた直後です。私には違和感があります。
※橋本氏も「国会審議の疲れを癒やし、訪米前に英気を養おうという気持ちがわからないわけではありません。ゴルフを目の敵にしているわけでもありません。」
とおっしゃっているように、ゴルフで息抜きをすることのどこが悪いのでしょうか?
①ゴルフをなさったことがよくなかったのでしょうか?
②山梨県の別荘に行かれたことがよくなかったのでしょうか?
③「2日連続ゴルフ」というのがよくなかったのでしょうか?
④都内にいて、テニスをして高級レストランで食事をなさったらよかったのでしょうか?
4.でも避けるべきでした。
子どもの手を引いてデモをしている、ごく普通の人の気持ちにも思いをいたすべきです。「人心」は恐れなければいけないと思うのです。
※これでは「ごく普通の人の気持ち」を無視して「安保法案は可決されました」というに等しくなってしまいます。
国民の多くは「ごく普通の人」のはずです。
前段で、「安保法は必要です。『戦争法』と反対を叫ぶだけで国民を守れないのは明らかです。」とおっしゃる橋本氏の戸惑いとも取れてしまいます。
5.マラソンで言えば折り返し点を過ぎ、安倍さんは「新3本の矢」を打ち出しました。実現させるのは容易ではありません。消費税率の10%への引き上げも大変な難題です。
国民に理解してもらうためにはどうしたらいいのか。安保法案審議の反省から学ぶことです。
それは誠心誠意、全身で訴えることが大事だということです。
※「誠心誠意、全身で訴え」て押し切れという意味なら見当違いも甚だしい言葉です。
やはり「論理的に語る」べきでしょう。「安保法制」の議論は「論理的に語れなかった」から混乱したのではないでしょうか!
6.信念を貫くことに断固としつつも、総理と距離を置く人たちにも度量を示すことです。たとえばパフォーマンスと言われようが、それが国民の心の琴線に触れ、理解してもらえる道だと思います。
※こういう考え方もあるのかもしれませんが、マスコミ人が言う言葉ではないような気がしませんか?
やはり「論理的に説明」し「理解者を増やす」ことの方が大切ではないでしょうか!
この橋本氏の「拝啓 安倍晋三様」というご意見を読んで、最初は「安倍首相への諫言」かと思ったりもしましたが、よく読むと「違うんじゃないですか?」という気持ちになってしまいました。
「拝啓 安倍晋三様」
と題し「度量の広さを示せ」という橋本五郎特別編集委員のご意見です。
※橋本五郎氏は読売テレビ系の「ウェークアップ!ぷらす」(毎週土曜日8:00~9:25)でご意見番のようにご意見をなさっているあの方です。
記事の中で目に止まったのは、
1.家と同様政権も支えてくれる堅牢な柱が必要です。柱がたびたび代わるようでは安定しません。閣僚・自民党人事で留任が増えたのは当然と思います。
※この考え方には同感ですが、それなら、なぜ、「農林水産」「経済産業」「国土交通」「拉致問題」の重要閣僚は留任なさらなかったのでしょうか?
「産業振興」、「TPP」、「災害対策」、「拉致問題解決」という重要政策担当大臣も代えてはいけなかったのではないのか?という素朴な疑問もわいてきます。
2.9月の自民党総裁選挙での無投票当選について「政策論争がないのはよくない」という小学生のような議論がありました。政権の命運を懸けた安全保障関連法案がどうなるかわからない、このタイミングで現職総理に対抗するというなら、安保法案と、政権の看板政策である「アベノミクス」に反対でなければ筋が通りません。
※この部分だけ読むとなんだか意味がよくわかりません。
①政治家が政策論争をすることのどこが悪いのか?
②自民党は1枚岩なのだから「議論はない」「議論は不要」というのなら党首選は不要です。次にやる時は人気投票だけです。
3.安倍さんは山梨県鳴沢の別荘に行って、2日連続でゴルフをされました。国会内外で賛否が渦巻いた直後です。私には違和感があります。
※橋本氏も「国会審議の疲れを癒やし、訪米前に英気を養おうという気持ちがわからないわけではありません。ゴルフを目の敵にしているわけでもありません。」
とおっしゃっているように、ゴルフで息抜きをすることのどこが悪いのでしょうか?
①ゴルフをなさったことがよくなかったのでしょうか?
②山梨県の別荘に行かれたことがよくなかったのでしょうか?
③「2日連続ゴルフ」というのがよくなかったのでしょうか?
④都内にいて、テニスをして高級レストランで食事をなさったらよかったのでしょうか?
4.でも避けるべきでした。
子どもの手を引いてデモをしている、ごく普通の人の気持ちにも思いをいたすべきです。「人心」は恐れなければいけないと思うのです。
※これでは「ごく普通の人の気持ち」を無視して「安保法案は可決されました」というに等しくなってしまいます。
国民の多くは「ごく普通の人」のはずです。
前段で、「安保法は必要です。『戦争法』と反対を叫ぶだけで国民を守れないのは明らかです。」とおっしゃる橋本氏の戸惑いとも取れてしまいます。
5.マラソンで言えば折り返し点を過ぎ、安倍さんは「新3本の矢」を打ち出しました。実現させるのは容易ではありません。消費税率の10%への引き上げも大変な難題です。
国民に理解してもらうためにはどうしたらいいのか。安保法案審議の反省から学ぶことです。
それは誠心誠意、全身で訴えることが大事だということです。
※「誠心誠意、全身で訴え」て押し切れという意味なら見当違いも甚だしい言葉です。
やはり「論理的に語る」べきでしょう。「安保法制」の議論は「論理的に語れなかった」から混乱したのではないでしょうか!
6.信念を貫くことに断固としつつも、総理と距離を置く人たちにも度量を示すことです。たとえばパフォーマンスと言われようが、それが国民の心の琴線に触れ、理解してもらえる道だと思います。
※こういう考え方もあるのかもしれませんが、マスコミ人が言う言葉ではないような気がしませんか?
やはり「論理的に説明」し「理解者を増やす」ことの方が大切ではないでしょうか!
この橋本氏の「拝啓 安倍晋三様」というご意見を読んで、最初は「安倍首相への諫言」かと思ったりもしましたが、よく読むと「違うんじゃないですか?」という気持ちになってしまいました。
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