「野球賭博」と「プロ」 [仕事についてのエトセトラ]
私の好きなプロ野球:巨人軍でまた「野球賭博」について動きがありました。
初登板から139試合無敗というプロ野球記録を継続中だった左腕:高木京介投手が「野球賭博に関与していた」と公表されました。
巨人ファンとしては「もったいない」「残念」という気持ちでいっぱいです。
地道な謝罪会見と相まって、ラジオの辛口コメンテーター氏をして「救済の道はないものか」的な発言をしてしまうほどでした。
また、あるプロ野球OBは、「『野球バカ』だから社会常識に疎く、巻き込まれやすい」と自嘲気味におっしゃっていました。
「野球バカ」だからではなく、やはり「社会経験が少ない時にはありがちなこと」かもしれません。
さらに、プロ野球の関係者の方が、テレビで「不正や違法行為はやってはいけない」と言う趣旨の発言をなさっていました。
口で言うのは簡単ですが「なぜやってはいけないのか!」という点を選手に理解させない限り根絶は無理でしょう。
今まで「野球賭博関与」と公表された巨人の選手4人はいずれも投手ばかりです。
「投手仲間」だからなのではなく、「投手はだれよりも八百長に関与できる」ことが問題なのです。
「1回くらい」とか「若いのに」という以前の問題です。
例えば、「銀行員はお客様のお金に手を付けたら懲戒免職」相当の処分を受けるのが一般的です。
ある地方の警察に勤務する交通係の警察官に「あの50キロ制限の道路をあなたは何キロで走るのか?」と聞いたところ、「歯がゆい時もあるが、通勤に使っているときは特に、制限速度で走る」
と話していました。
そういうところがプロのなのです。
職業である以上、本業で「信頼」を失った者はその業界では信用できないのです。
「本業での不正が許されない!」理由はこういうことだと思います。
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