「後継者」はいますか? [ご商売の無駄話(beni色のessay)]
企業の存続の条件の一つには「後継者」の有無というのもあります。
かつて部下に、
「あの企業の後継者はいるのか?」と聞くと
「はい、大学生の息子さんがいます」と答えが返ってきました。
皆さんはこの問答をお聞きになっていかが思われますか?
社長さんのお宅の「跡継ぎ」を聞いてるのではなく、〇〇株式会社という企業リーダーの後継者の有無を聞いたのです。
もし万一、不測の事態が起きた時、企業の事業継続に支障がないか?
そういう意味で質問をしたのでした。
最近は、いろいろな産業で「後継者」不足の話が聞こえてきます。
〇そもそも「お子さんがいない」
〇お子さんはいるが、「畑違い」の進路を選んでいたり、まだまだ「小さい」
〇後を任せるだけの「従業員」さんがいない
「企業の将来性」はこういう視点でもチェックされるのです。
最近ではM&Aも盛んになりました。
「売却価値」という視点で自らの会社を見ることも時には必要です。
日本の産業・伝統芸能等々の各所でこの後継者問題は起きているようです。
例えば農業が典型ですが、「後継者」がいないほどの「魅力のない仕事」にしてはいけません。
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