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「政治家」からご紹介があった時どうしたか [銀行(員)と付き合う法]

仕事柄、政治家・政治家の事務所からご紹介は何度となく受けました。

たとえば、

〇支店にいた時は「融資企業」のご紹介

〇人事にいた時は「採用者」のご紹介

です。



多くの場合はお電話を頂戴しました。


一般の方なら、政治家の方などを通さないでも正面玄関からお申込みになりますから、こういう「政治家」(政治家事務所)からご紹介があると「これは何かあるぞ!」と思い遣ってしまいます。


通例のとおり、

①懇切丁寧

②迅速

を基本にしますが、原則的には「お断りする」ことが前提となって調査・審査・判断をします。


なぜ「断ることを」前提にするかと言うと、

①融資も採用も一時点のことのように見えますが、それぞれが長期にわたってお付き合いが必要です。

多くの場合、

〇融資は長期間になります

〇採用も長期の期間になります


おそらく後々のことまで責任を持っていただくことなどないからです。

「順調に返済していただけるのか?」「昇格や昇進時まで口出しされないか?」等々も考えてしまいます。


②「なぜ政治家の紹介があるのか?」を考えます。

融資も採用も通常はどなたの紹介もありません。

皆さんご本人がお申込みになります。

それなのに「なぜ政治家なのか?」を考えなければいけません。

ひょっとしたら、私たちが気づかない何かがあるかもしれません。

そう考えるのなら、「調査・審査・選考」はますます慎重になってしまいます。



これ以外の何物でもありません。

企業によっては、こういうことを歓迎されるところもあるかもしれませんが。。。。


なお、私も各種のパーティーや催しで「政治家」の方と同席したりご一緒になることもかなりありましたが、同席した彼らがご紹介をなさったことはありませんでした。
私のことをご存じの政治家の皆さんはそういうご紹介はなさいませんでした。

逆に、私のほうが管内の景気の状況などをレクチャーすることはありました

・・・・今となっては昔の話ですが。。。。。



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