「加計学園」問題の整理 [どう受け止めたらいいのか]
かつて「国家戦略特区」というのが公表された時、「広島県・愛媛県今治市」というのがありました。
その時、「なぜ今治なんだろう」とふと思ったものでした。
※内閣府のホームページによると、(最終更新日:平成28年9月15日)
国家戦略特区は、産業の国際競争力の強化及び国際的な経済活動の拠点の形成に関する施策の総合的かつ集中的な推進を図るため、2015年度までの期間を集中取組期間とし、いわゆる岩盤規制全般について突破口を開いていくものです。
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kokkasenryaku_tokku2013.html
<第1次指定>
平成26年5月1日、以下の6地域を指定しました。
・東京圏(東京都、神奈川県、千葉県成田市)
・関西圏(大阪府、兵庫県、京都府)
・新潟県新潟市
・兵庫県養父市
・福岡県福岡市
・沖縄県
<第2次指定>
平成27年8月28日、以下の3地域を指定しました。(「地方創生特区」の第一弾)
・秋田県仙北市
・宮城県仙台市
・愛知県
<第3次指定>
平成28年1月29日、以下の3地域を指定しました。(「地方創生特区」の第二弾)
・広島県・愛媛県今治市
【観光・教育・創業などの国際交流・ビッグデータ活用 特区】
・千葉市 (東京圏の拡大)
【幕張新都心を中核とした「近未来技術実証・多文化都市」の構築】
・北九州市 (福岡市に追加)
【高年齢者の活躍や介護サービスの充実による人口減少・高齢化社会への対応】
ところで、「加計学園」問題については、
①安倍総理の友人の経営であり、「口利き」あるいは「忖度があった」。
②過去52年間も獣医学部の新設が認められてこなかったほうがおかしい。
③「獣医学部」空白地帯であり、地元も歓迎している。
④法律に触れるものはない。
⑤多額の税金が「総理の友人」に使われる。
⑥「獣医」団体の既得権益を守るための反対であり、文部省も「獣医」団体の味方である。
⑦多額の自己資金も必要であり、そうそう簡単には誰でも参入はできない。
⑧「口利き」は政治家の主たる仕事でもあり、「加計学園」のケースまで問題にされたら政治家の仕事を奪われる。
等々。
ニュアンスはあるもののなんとなく「割り切れない」ような「こういうもの」のようなそんな空気が漂っています。
議会人やマスコミに整理をしていただきたいのは、
1.「獣医学部」の実情はどうなのか?
2.「獣医」の実態はどうなのか?
3.「政治家の関与」がないとこういうプロジェクトへの参加は決定されないのか?
4.皆さんが担当公務員だったらこういう口利きアあった時どうするのか?
ということです。
こういう出発点が整理されないまま「いい」とか「悪い」というためにする議論に終始してしまいそうです。
サラリーマンの仕事の中に「政治家」の名前が飛び交う時は、やはり「忖度」とか「阿吽の呼吸」というのが起きやすいということも付け加えておきましょう。
最近の政治的な話題の多くが「政治的意思決定のプロセスの不透明さ」ということも頭の中に入れて議論していただきたい。
なんだか「国民が舐められている」ような気がします。
そういえば、田中真紀子さんが文部科学大臣の時、「大学の認可」の話がありましたがあれはどうなったのでしょうか?
「東京五輪」の費用問題、「築地の豊洲移転問題」、「森友」問題等々を思い浮かべてみてください。
その時、「なぜ今治なんだろう」とふと思ったものでした。
※内閣府のホームページによると、(最終更新日:平成28年9月15日)
国家戦略特区は、産業の国際競争力の強化及び国際的な経済活動の拠点の形成に関する施策の総合的かつ集中的な推進を図るため、2015年度までの期間を集中取組期間とし、いわゆる岩盤規制全般について突破口を開いていくものです。
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kokkasenryaku_tokku2013.html
<第1次指定>
平成26年5月1日、以下の6地域を指定しました。
・東京圏(東京都、神奈川県、千葉県成田市)
・関西圏(大阪府、兵庫県、京都府)
・新潟県新潟市
・兵庫県養父市
・福岡県福岡市
・沖縄県
<第2次指定>
平成27年8月28日、以下の3地域を指定しました。(「地方創生特区」の第一弾)
・秋田県仙北市
・宮城県仙台市
・愛知県
<第3次指定>
平成28年1月29日、以下の3地域を指定しました。(「地方創生特区」の第二弾)
・広島県・愛媛県今治市
【観光・教育・創業などの国際交流・ビッグデータ活用 特区】
・千葉市 (東京圏の拡大)
【幕張新都心を中核とした「近未来技術実証・多文化都市」の構築】
・北九州市 (福岡市に追加)
【高年齢者の活躍や介護サービスの充実による人口減少・高齢化社会への対応】
ところで、「加計学園」問題については、
①安倍総理の友人の経営であり、「口利き」あるいは「忖度があった」。
②過去52年間も獣医学部の新設が認められてこなかったほうがおかしい。
③「獣医学部」空白地帯であり、地元も歓迎している。
④法律に触れるものはない。
⑤多額の税金が「総理の友人」に使われる。
⑥「獣医」団体の既得権益を守るための反対であり、文部省も「獣医」団体の味方である。
⑦多額の自己資金も必要であり、そうそう簡単には誰でも参入はできない。
⑧「口利き」は政治家の主たる仕事でもあり、「加計学園」のケースまで問題にされたら政治家の仕事を奪われる。
等々。
ニュアンスはあるもののなんとなく「割り切れない」ような「こういうもの」のようなそんな空気が漂っています。
議会人やマスコミに整理をしていただきたいのは、
1.「獣医学部」の実情はどうなのか?
2.「獣医」の実態はどうなのか?
3.「政治家の関与」がないとこういうプロジェクトへの参加は決定されないのか?
4.皆さんが担当公務員だったらこういう口利きアあった時どうするのか?
ということです。
こういう出発点が整理されないまま「いい」とか「悪い」というためにする議論に終始してしまいそうです。
サラリーマンの仕事の中に「政治家」の名前が飛び交う時は、やはり「忖度」とか「阿吽の呼吸」というのが起きやすいということも付け加えておきましょう。
最近の政治的な話題の多くが「政治的意思決定のプロセスの不透明さ」ということも頭の中に入れて議論していただきたい。
なんだか「国民が舐められている」ような気がします。
そういえば、田中真紀子さんが文部科学大臣の時、「大学の認可」の話がありましたがあれはどうなったのでしょうか?
「東京五輪」の費用問題、「築地の豊洲移転問題」、「森友」問題等々を思い浮かべてみてください。
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