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成功の傍には「番頭さん」あり [裏づけのない経営学]


おそらく事業というのは一人では成功しません。
多くの場合は「番頭さん」がいるかどうかということ。


それは一人で起業する場合でも、企業組織(いわゆるサラリーマンの世界)の運営でも、政治の世界でも、家庭でも必要なのは「番頭さん」の存在です。


一度、成功すると多くのマスコミは成功者にしか光をあてませんが、成功者の傍には番頭さんがいます
いちばんわかりやすいのはご夫婦の場合でしょう。
昔から「夫唱婦随」(「婦唱夫随」)と言われてきたのが典型的です。
あるいは政治の世界で言えば「中曽根康弘首相と後藤田正晴官房長官」のような関係もあるでしょう。


・背中を押したりブレーキをかけたり
・緻密なリスク管理をする裏方
と言った役回りです。


多くの方は「成功」を目指そうとしますが、「番頭さん」的なパートナーがいるかどうかということも必要な条件の一つです。
番頭さんは主役ではありません。
手柄は主役が持って行ってしまいます。


こう言う考え方もあります。
「自分は主役向きではない」ということなら「番頭さん」に徹するという生き方
しかし、番頭さんにもリスクはあります。
例えば、
・主役の人との相性がよくない
・主役よりも目立ってしまう
・主役を追い越してしまう
・主役の理解が足りない
・主役が飽きてしまう
等々。

多くの組織が主役の退陣とともにうまく行かなくなる時の一因として、「番頭さんも一緒に退陣してしまう」「新主役と古くからの番頭さんの相性(呼吸)が悪い」ということもありそうです。

最近の「組織運営」「経営」には「サスティナビリティ(持続可能性)」が意識されるようになりました。
そのためには、経営(事業)のトップと番頭さんの関係を育むこともしなければいけません。


「番頭さんがそばにいる幸運」「番頭さんに選ばれる幸運」は果たしてあるのでしょうか?
いつかはNHKの大河ドラマで後藤田正晴さんを取り上げてほしいものです。



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