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飛行機の理論 (その3) 飛行機が墜落する時・・・・成功者が躓く時 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

飛行機は目的地に到着したら静かに着陸していきます。
いわゆるソフトランディングです。

しかし、
①途中でエンジンを大きくしすぎた時・・・・・強烈過ぎて空中分解をしてしまいます
・・・・・すなわち、出店過多・設備投資過多の状態で、身の丈以上の業容拡大をされたケースです。

②目標を急に変えて、月まで行こうとされた時・・・・ロケットではないので、月には行けません。 そのうち燃料もなくなってしまいます。 技術的にもオーバーワークです
・・・・・すなわち、①と同じで、身の丈以上の業容拡大を目指したケースです。 たとえば、自転車屋さんが急に車を売り始めるようなものです。 スズキやホンダは自転車屋さんから大きくなった自動車販売店もあるのかもしれませんが、原付(スーパーカブ)とかを売りながら、業容拡大の地ならしが必要です。

というようなことが起きてしまったら、飛行中に失速したり、空中分解したり、うまく着陸できず炎上してしまいます。

実際に小生が見てきた優良企業の躓き(つまづき)の例を列挙してみましょう。
アトランダムですが
1.業容過大
・・・・業績が良くなると、銀行も寄ってきます。 金利が安いのなら借りようか。。。。というようなことで、使わないお金を借りてしまいます。 結果的に借り入れが増えてしまいます。
オーバーキャパで、経営管理もできにくくなってしまいます。

2.慢心
やはり、周りからちやほやされ始めますから、油断や緊張の糸が緩むことがあるようです。
ゴルフ会のお誘いや、ロータリークラブとかライオンズクラブに注力してしまいがちです。
若い時はJCというものもありますね。
すべてを否定するわけではありませんが、油断のきっかけになります。

3.飲食店を始める
4.ホテルを建てる
5.ゴルフ場を建設する
本当に不思議なことなのですが、
成功した経営者の方はなぜか、
飲食店をなさる方が多いです。
計画的にビジネスを積み上げてこられた経営スタンスが、ここから「水もの」に変わっていきます

ついには「ホテル」を始められたりもします。
副業のホテルで成功したという話は聞いたことがありません

そして、話が大きくなり、「ゴルフ場」建設に向かって行かれます。

自らが成功した証を形で残したいとでもいうかのようにです。。。。。
成功のシンボルはせめて銅像くらいにしてください(いちばんいいのは病院とかの公共施設への寄付です)

何度か言ってきましたが、HPにそういう様子を垣間見ることができる会社があります
資源のない、かつ、移り気な日本では、なかなか、多角経営は成功しにくいものです

「その道を極める」というのがベースになり
「極めた道」が複数になっていくというのが成功した企業像です

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