SSブログ

文京区長の育児休暇取得について [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

この手の議論にコメントするのは、なんとなくはばかれる気もしますが、嫌いじゃないので、小生の考えを少し述べてみましょう

ことの起こりは
3月11日(木)に、文京区の区長が
長男誕生に伴い、4月に約2週間、公務を休むことを発表したことにあります
新聞報道によれば、
1.2月に長男が誕生した
2.4月に約2週間、公務を休む
3.公務を休む期間は4月3~15日
4.結婚9年目にやっと子供ができた
5.妻の負担を軽減する
6.職員に対し(育児休暇を取っても)キャリア面でのロスはないと伝えたい
7.休暇中に予定されている区議会特別委員会には「求められれば出席する」
8.子育ての楽しみやつらさを感じることが第一の目的
9.おまけとして男性職員が育休を取得するための後押し
というようなことらしい

男性も「育児休暇をとれる時代になったのだ!」とある種の感慨を感じざるを得ませんが
なんとなく素直に喜べないのも事実です

この発表をするのなら、併せて
1.区長について
①仕事の現状(タイムテーブルはどうなっているのか)
②休暇取得の実情(休みはないのか)
③2週間で足りるのか

2.区の公務員について
①休暇取得の現状について
・・・・・育児休暇の取得は0ということがクローズアップされていますが、年次有給休暇の取得状況の実態はいかがなのか?
特に、
A:年齢別
B:職位別(幹部と非幹部)
C:職種別
D:男女別
の休暇取得の実態を公表してほしいものです
②「キャリア面でのロスはない」とはどういうことなのか

という説明も欲しいものです

育児休暇がとれることは歓迎しますが
公務員の皆さんは、民間企業の方に比べれば、休暇取得は有利な雰囲気が伝わってきます
特に時間休暇というような制度もあります
給料が少ないので休暇で補っている(バーターしている)という考え方かもしれません

ただ、
1.休みありきではなく、生産性の向上を伴いながら「休暇増」を考える方が建設的です
2.納税者を刺激しないような運用の仕方も必要です
3.「公務員が模範を示す」ということであれば、すべての局面でそういうものが求められてしまう
ということ併せ考え、かつ、発表、報道してほしいものです

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0