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企業はどうして倒産するのか? (まず人の一生をチェックしてみましょう) [裏づけのない経営学]

企業のことを考える前に、私たちの一生を確認してみましょう。
人にはいろいろな人生がありますが、こと経済生活についての基本はあまり変わっていません。

1.こども時代
~親から買い与えられ、意味もわからずに使う時代です・・・収入も支出も関係がない時代。
収入とか支出という概念が存在しない時期です。
親から買ってもらったものを使うだけです。
特にお金を使っているという意識はありません

2.少年・少女時代
~お金は親から貰い、使うのは自分の意思・意向で使う時代です・・・支出にだけ関心がある時代。
支出行為は自らの意思ながら、収入面は親の支援によるものです。
親からお小遣いがもらえる限りにおいては、経済面での不安や不満はありません

3.青年時代
~収入も自分で得、支出も自分の意思・意向で行える時代です。
稼ぐということを理解し、計画的に使うということを覚える時期です。
親とかのスポンサーに甘えているわけにはいきませんが、使い方だけ間違えなければ、お金も貯まっていきます。
この時期にお金をためておくと、後々楽です

4.壮年時代(前期)
~収入は自分で得るものの、支出は、自分の分以外に、妻・こども・親等、他の人のためにも行う必要のある時代です。
すなわち。
①結婚
②子の誕生と子育て
などが始まります。
収入はあるものの支出項目が自分だけではなく家族(他の人)のための支出が始まります
気をつけないと子どもの教育費、住宅ローンなど、子どもや住宅への投資にお金がかかります。
蓄えがないと、借入なども必要です
でも、支出以上に収入があれば(収入の範囲内で支出がおさまれば)余裕も出てきて、蓄えも増えていきます

5.壮年時代(後期)
~収入も自分で得、支出はもっぱら自分夫婦のために使う時代です
ただ、独立した子供への援助、老親の面倒見が始まる時期でもあります。
すなわち、
①こどもの独立(自ら稼ぎだす)。
②親のリタイア(収入がなくなる)。
という、支出の転換がおこなわれます。
子どもが順調に独立していき、親にも負担がかからないなら、ある意味経済的には楽なものです
ただ、
①お子さんがいらっしゃらない・・・・・今までもそうでしたが、子育ての負担はないものの、後継ぎの不安が生まれてきます。
②ご兄弟がいて、親の面倒見の心配はない。
③ご両親は早世されている。
など、微妙に異なる部分もあります。
支出面の状況により、蓄えもさらに増える人が要る半面、経済的には不安定なままの状態が続く人もいます

6.老年時代
いわゆる老後です。
①収入は年金だけの人。
②今なお働いている人(経営者、政治家、学者等)。
③資産(不動産、パテント、著作権等)で収入を得ている人。
③子どもの援助を受けている人。
など収入のあり方はいろいろです
ただ、肉体的にはこれまでの支出は細ってきますが、新たな支出もできてきます
たとえば、
①食生活は分量も減り、高価なものは食べなくて済むようになります。
②医療費は増えてきます(入院・手術・薬等々)。
③介護の費用もいるかもしれません。
④お葬式費用もいるかも知れませんが、遺された人が負担してくれます。

さてさて、人の一生を簡単に経済面で見てきました
あなたはどの時代(ステージ)にいらっしゃいますか?

もし、こんな風な経済生活を企業活動に置き換えてみたらどんなことが言えるのでしょうか。。。。。

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