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マフラー理論 (車のマフラーに開いた穴は中から錆ついた結果である) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

学生の頃、ものすごいポンコツ車に乗っていました
アクセルペダルを目いっぱい踏み込んでも最高速度が90㎞/時しか出ませんでした
何人か乗せて、山道を走る時なんかは、歩いた方が早いと笑われたこともあります

車検は2年付 買ってから手放すまでの2年間は事故も大きな故障もありませんでした

(どうしても車が欲しくて、出入りしていた自動車修理工場の社長から譲ってもらったのです)

ある日、車が暴走族状態になってしまいました
どうやらマフラーが壊れて、バォ~ン、バォ~ンと大きな、しかもはた迷惑な音がし始めたのです
恥ずかしいやら、はた迷惑になってしまうので、件の修理工場の社長のところに飛んで行きました

社長の診断は、「マフラーに穴があいている」とのことです
※マフラー=消音機  エンジンからの排気ガスと音を低減しながら車外に出す装置 多くの車の場合、車体の後ろにパイプが向けられている

社長曰く
①マフラーの穴は、外側から見れば小さな穴でも、内側は手もつけられないほど腐敗している(錆付いている)のが一般的です
②表面を取り繕うような修理はムダ
③そっくり新品に代えた方が
ということで、マフラーを取り換えることになりました

なお、彼は、「新車を買いなさい!」とは言いませんでした

エンジンもバッテリーもブレーキもタイヤもしっかりしていましたので、マフラーを取り換えただけで、元通りのポンコツ車に復帰、元気に街や山や海辺を走ってくれました

さてさて、企業や政治の「運営組織」や「やり方」に、こんな穴が開いていませんか?

その穴は
①マフラー同様、穴は腐蝕・腐敗の一部に過ぎず、内部は脆く疲弊したり腐っている 場合
②虫歯のように、穴は表面的なものにすぎず、そこだけをつまみ取ったり、磨き取ったりして詰め物をすればよい 場合
があります

車のマフラーの穴ような場合(①)
表面だけを取り繕っても、応急手当にもなりません
構造を理解して、その部分を取り換えるような対応策が必要ではないでしょうか

ポンコツ車でも、一部の取り換えでちゃんと走るようになりましたから。。。。




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