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トヨタは大丈夫か。。。。 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

昨日(10年10月26日)のWBS(テレビ東京系の深夜のニュース番組)に、トヨタの豊田章男社長が生出演なさっていました

「クルマのミリョク、クルマの楽しさ」を語る という企画だったようです

世界のトヨタの社長の生出演ということで主役の女性キャスターまでもが舞い上がり気味です


この一年、アメリカを中心に、トヨタバッシングが起きてしまいまいた
ひょっとしたら、誹謗・中傷の類かもしれません

でもでも、この番組を見ていて、ちっとも楽しくなりそうもありません
理由は簡単です

1.一連のトヨタの非難に対して、私のようなトヨタユーザーには何一つ説明がないこと
  ~果たして、安全なのかどうか

トヨタのお店で定期点検などを行うと、「運転席の二重マットは止めるように」と注意を受けてしまいます
①いったいアメリカで何が起こり
②その顛末はどうなり
③それは日本ではどうなったのか
小生のようなトヨタユーザーには、なに一つ説明がありません


2.豊田社長のようにサーキットでぶっ飛ばせる御仁には、車は楽しいかもしれませんが、庶民には現実的ではありません

「車の魅力とか楽しさ」を論じられても何とももどかしい限りです

トヨタのある役員は番組の中で
①若者の車離れが進んでいる
②そうなると、日本のクルマ社会が崩壊する
というようなことを指摘していました

それは、トヨタの見方にすぎません


3.トヨタの戦略が見えてきません
①日本では、どんな車をどんな風に売っていくのか
②欧米のような自動車先進国ではどう売っていくのか
③中国・インドのような急速に発展していっている国でどう売っていくのか
という販売戦略上のキーワードが見えてきません

④安全性能(事故防止)対策
~少子化の影響で、少ないわが子を交通事故で失いたくないと思う親も増えることでしょう
あるいは、交通事故に巻き込まれたくないと言うのも永遠のテーマです

⑤快適・高齢運転者等のイージードライブ法
~高齢化・長寿化する日本のドライバーにどういう提案をしてくれるのか

⑥チープさ(コストのかからない自動車保有)
⑦ちょっとした「キズ・へこみ」を気にする日本人ドライバーへの対応
⑧騒音・排気ガス・省エネルギー等の課題解決
⑨日本の消費者(車ユーザー)は何を求め、車をどう使っていくのか

というドライバーのメンタル面のキーワードも見えてきません

豊田社長がよくおっしゃる「顧客目線」「ユーザー目線」は何を見つめているのでしょうか


かくいう小生も
歴史的には、その性能の進歩に喜びを見出してきました あるいは、内装の豪華さやクルマのデザインに興奮していました

しかしながら、もはや、ガンガンスピードを出して走りを楽しむ年齢でもありません

①クルマそのものを楽しむよりも、クルマを使った生活を楽しみたくなりました

②車が連れて行ってくれる延長線にある生活を楽しむ方が、私の人生には有意義です

③安全に、疲れずに、事故や傷がついたりすることを心配することもなく、燃費や駐車料金に気を使うこともなく乗りこなしていきたいのです

④ひょっとしたら、車を使わない生活を楽しむのもいいかもしれません
~自家用車から公共交通機関への転換などの動きもあるのかもしれません



小生は、今も2台のトヨタ車に乗っています
1台は、10数年前から実家にある亡き父の車です
もう1台は、1年くらい前に買った自宅にあるクルマです

おそらく、新しい車のほうが、安全性能は高いのでしょうが
家族・親戚の誰からも、「古い車のほうが乗り心地がいい!」と言われてしまいます

慣れもあるのでしょうが、運転していて疲れないのも古い方の車です

①番組での豊田社長のお話ぶり
②トヨタの車づくりの状況
③販売の現場の空気
に触れて
「大丈夫か!トヨタ。。。。」と思ってしまいます

ひょっとしたら、微妙にずれているのかもしれません
それはトヨタのほうなのか、それとも小生のほうなのか。。。。

昨夜の豊田社長のお話を聞く限り、なんだか絶滅したマンモスの姿を垣間見るような気がしてしまいました
日本が誇る世界のトヨタですからそんなことはないでしょうが。。。。。。

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