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「銀行員は保険知識」を、「保険屋さんは財務戦略・経営戦略」を勉強してほしい [銀行(員)と付き合う法]

以前のことですが、保険会社の若い方から、「銀行も保険も同じ金融業界なのでよろしくお願いします」と言われたことがあります

その時、始めて、銀行業界と保険業界が同じ金融業界というカテゴリーの中に分類されるものなんだと思った次第です

「銀行」「保険」「証券」と言うのは、大きな括りでは「金融業界」なのかもしれませんが、今までそんな意識で向き合ったことはありません

「保険」:調子のいい「保険のおばさん」をイメージ(あなたにさえ出会わなければ・・・・)
「証券」:やっぱり「調子のいいおじさん」をイメージ(本当ですか・・・・・)

かくいう銀行はと言うと
自分が融資の担当であるので、「企業のため」と思いこんでいます

ところで、
「保険商品」は、企業経営にはかなり有用な商品です

保険会社の人からは
・経営者のまさかの時には大きな保障が必要です
・生命保険金で借金を返すことができます
・生命保険金があれば、保証債務を相続することもなくなります
・保険は損金算入ができるので実は節税ができます
等々と説明を受けます

企業にとって「保険に入る」ことの最大のメリットは
財務戦略を考えながら資金の先送りができる
ということです

詳しいことは保険の代理店にご相談なさるのがいいと思います
たぶん「保険のおばさん・おねーさん」ではわかりにくいと思います

もし、銀行員がこの機能を熟知していたら
あなたの会社の財務戦略・経営戦略はさらに肉厚なものになっていきます


保険と言うのは、ロングターム(長期間)の商品が多いのですが、売る人は足下しか見ない人が多いようです

銀行は、金利とか担保とか足下のことに関心が集まりやすいのですが、実は長い目のビジネスです
一度ご融資したら、その企業と長く付き合っていかないといけません

①ご融資した限りはきちんと返していただかなければいけません
②もしご融資が活きて、企業が大きくなて行ったら、追加の融資をしたいものです(もっとお金を借りて欲しいものです)

保険とか証券は、そういう意味では刹那的な部分が多いような売り方が中心です

ところで、先程の
保険に入っていたら、万一の時には
①借金が返せる
②保証債務を相続しない
ということですが

この点は銀行員に相談なさってください

もしあなたの企業が
①「さんちゃん工業」のような生業的な企業である場合
②社長の属人的な能力で企業経営がなされている場合
なら、そういうお話もあるのでしょうが
こういう発想の企業は、大きくならないし、継続性もありません
ですから、保険金で手仕舞いをすることが必要となってくるのです

よく「事業承継」と言われますが
ひょっとしたら
保険は、お金で事業承継を考え
銀行は、人材で事業承継を考えている
のかもしれません

もし、優秀な技術や商品があれば、M&Aというやり方もありますが。。。。。。


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