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「倒産企業で働いていた人」と「転職の多い人」は使いにくい [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

ひょっとしたら、この話は一度書いたかもしれません
ただ、また書いてみたくなりました

不景気だと言われる今だからこそ、働き方を考えてほしいからです

企業経営を考える時
①ひと
②もの
③かね
と言う切り口でチェックした方がいい
と言うことはこのブログでも何度か書きました

企業の業況不振とか倒産と言うのは、多くの場合、この「ひと、もの、かね」と言うのがポイントです
優先順位も「もの、かね、ひと」「かね、もの、ひと」「かね、ひと、もの」ではなく「ひと、もの、かね」なのです

「ひと」と言うのは、企業を形づくる
①「経営者」のことであり、
②「補佐役(番頭)」さんのことであり、
③「従業員」さんのことです
儲かっている会社・業績のいい企業というのは、この三者のバランスがすごくいいのです

少し偏見的に話を進めると
採用しにくい従業員さんと言うのがあります
たとえば、

1.「倒産した企業の従業員さん」の場合

「倒産した企業」と言うのは、やはり人材に課題があることが多いようです

経営陣の放漫ぶりや無能力をなじる方もいますが
働いていらっしゃった従業員さんの働きぶりも「緩い」感じがします
実務には長けていらっしゃる方も多いので、この「緩い」仕事の仕方という点を見過ごしてしまうことがあります
「倒産すべくして倒産した」という感じがしないわけでもありません

今、「JALの企業文化を変えつつある」と言うような記事を読んだことがあります
京セラ的働き方からすれば、本当に「緩い」の一言かもしれません

もし「倒産した企業」から人を採用なさるのなら、「人に惚れることなく、能力に惚れる」のがいいと思います
その「能力」を引き出してあげると、彼らは優れた戦力になると思います

2.「転職の多い人」の場合

やはり不安なのは「辞めぐせ」です
能力は高いのですが、不満があったり思うようにならないとまたどこかに転職されてしまいます

こういう人の場合は、前の会社を辞めた原因を丁寧に把握しておくことが必要です

①ペイ(報酬)に不満なのか
・・・そうだとすれば、また厚遇のところに変わられてしまいます
②思うようにならなかったことに不満なのか
・・・そうだとすれば、絶えずご機嫌ばかりとっていないといけません
③「意気に感じた」転職なのか
・・・気持ちが萎えたら動きが悪くなります

このタイプの方は意外と実務ができないという特徴があります
見かけの能力と実務に通じた能力を見極めて使わないといけません

人材は企業文化に「溶け込む」ことが求められがちですが、「有言実行」すなわち「言ったことが実務に生きてくる」ことが必要です



そういえば先週は民主党ウィークでした
テレビや新聞の報道ぶりを通じてでしかよくわかりませんが

1月12日に行われた「両院議員総会」の席上
「地方を大事にしていないというのは、政策や戦略だけではない。地方議員の思いが分かっているか」
とか
「これもトップリーダーの責任だと思います。心配いらないというメッセージを出してもらいたい。」
とか
「敵は誰かと思っているのか。小沢一郎元代表を敵だと思っているのか、味方と思っているのか。敵から味方を守るのが挙党一致の姿だ」
等々、精神論のような意見質問が数多く出されていたようです
・・・・・こういう議論・意見をなさるかたがたは、国民の暮らしや国政という現場・実務をご存知なのでしょうか?

民主党の議員の方々は
①自分たちはどんな商品を売り(どんな政策をとり)
②その売り方(その政策の実現策・方法)はこうだ
という議論をしてほしいものです

そういえば、転職(転党と言うのでしょうか)なさった大臣もいらっしゃいます
「辞めぐせ」病が出ないように、実務で業績を上げてほしいものです

またぞろマスコミ・評論家は「喉もと過ぎれば」的ないい加減なお話をなさっているようです
実務で成果を出してほしいものです

今の政治の状況を皆様の企業経営の参考書にしてみませんか

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